パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

2012-01-01から1年間の記事一覧

シスト Cistus ladanifer/ココリコ KOKORICO

シスト Cistus ladanifer/ココリコ KOKORICO この10年、シアー感のある香りが続いたから、逆にシストのような重く強い香りが流行り初めているのかな。 このところ食べ物と植物の話ばかりと言われたので、たまには香料のことも書いてみる。 毎年、500からの…

寒露 KANRO is the 17th solar term

寒露は24節気の第17番目。 露が冷気によって凍りそうになるころ、冬鳥が渡ってきて、菊が咲き始め、こおろぎなどが鳴きやむころ

カラスウリ Trichosanthes cucumeroides

白いカラスウリの花。レースのような花弁の先がカールして、うす暗い森の中にぽっかり浮かんでいる。 Trichosanthes cucumeroides

マカロン大好き ♡ La Precieuse

ふっくら、ハートの形が可愛いマカロン。いとおしい~♡ 「どれひとついただくとするか」ふんわりした外側と、中の柔らかいクリームがとってもおいしい。

ヒガンバナ(彼岸花) Lycoris radiata

ヒガンバナ(彼岸花)が、くるりくるりと巻いている。 秋の新宿御苑。雨上がりの森は、ブラックペッパーオイルの匂いがする。 ついで、桜の葉のクマリンの甘い匂い。 朝の静かなこの時間が好き。

植物界の契約/kingdom Plantae ②

植物は、ただ奪うことはしない。対価を支払い、報酬を与える。 ある時は、昆虫に蜜を提供することによって、花粉を媒介してもらい、 またあるときは鳥たちに果実を与え、甘い果肉に種子を潜ませる。鳥はしらず、植物の繁栄に貢献しているのだ。 それは「あな…

植物界の契約/kingdom Plantae

植物界には厳格な契約があり、そのたゆまぬ履行によって秩序が保たれている。 日本人が几帳面な国民性を持ってきたのは、この「植物契約の中で育ったから」という考え方はどうだろう。 新宿御苑に通い始めてつくづく実感することは、植物たちは本当に生真面…

秋は夕暮れ  Makura no sōshi

秋は夕暮れ。9月も半ばを過ぎたころから、夕闇がはやく降りてくるようになった。10月、机に向かって夢中になっていると、陽が落ちるのに気がつかないうちにうっかり暗くなっていたりする。

キンモクセイの香り/パルファンサトリのソネット「Sonnet」Osmanthus

パルファンサトリのキンモクセイの香り「SONNET (ソネット=叙事詩/小さな詩)」です。 香水「ソネット」は、子供時代の幸せな思い出。それはいつの世代にも繰り返し訪れる暖かい記憶を指しています。 この香りの中心にあるオスマンタス(きんもくせい…

王妃の調香師ージャン・ルイ・ファージョンー perfumerur de Marie-Antoinette

「マリーアントワネットの調香師」は、フランス革命前後を生きた調香師「ジャン・ルイ・ファージョン」の波乱に満ちた一生の物語である。 フランス・ヴェルサイユで発見された文献をもとに、2007年エリザベット・ド・フェドーによって書かれた。

25ans ヴァンサンカン11月号にソネットが紹介されました☆

「25ans(ヴァンサンカン)」11月号に「ソネット」掲載 25ans ヴァンサンカン11月号に、パルファンサトリのキンモクセイの香水「ソネット」が紹介されました☆ 心に効くフレグランスをもってこそエレ美女!「私」のための香りを選ぶ 特集297P

ジュウガツザクラ 十月桜 Cerasus subhirtella

今年もまたジュウガツザクラ(十月桜)の季節がやってきた。遠目に白い花が「あれ、何だろう?」と思わせる。 木は背が低く、葉を落とした華奢な枝に繊細な花がぽつり、ぽつりと咲いている。

お濃茶ショコラ OKOKICHA FONDANT CHOCOLAIT

「マールブランシュ 京都北山」のお濃茶フォンダンショコラ。京都からのお客様に頂いたお土産である。 ひとくちいただいた瞬間に、抹茶の香りが広がって、ほのかな苦みが、お茶の甘みとうまみをいっそう際立たせている。

キンモクセイ(金木犀)のつぼみ Osmanthus fragrans var. aurantiacus

朝晩がぐっと涼しくなってくると、キンモクセイの花が待ち遠しい。 去年は9月の末には咲きはじめていたので、「もうそろそろかな?」とこのところずっと、新宿御苑のキンモクセイ周辺を巡回をしている。

ジャスミンの花 Jasminum grandiflorum

香料用のジャスミン、オオバナソケイ。香水に使用される種類のジャスミン。 新宿御苑では、管理棟の近くに咲いている。 南仏では初夏に咲く花だが、日本の夏が暑すぎるのか、冬が寒くて花時に間に合わないのか、ここでは秋口によく咲いている。

TOKYO TASTE2012 東日本大震災復興支援 G9・食のサミット

イベントタイトルは「東日本大震災復興支援、TOKYO TASTE 2012」という。 アトリエの隣に服部栄養専門学校がある。 その服部先生が中心に、活動を続けている「G9・世界の料理のサミット」が9月22日から始まっている。ご近所のよしみでチケットをいただいた…

「千の音色でつなぐ絆」 violin project

これは、2011年の大震災によって流された家屋などの流木を材料として作られたヴァイオリンである。

ホトトギス 杜鵑草 Tricyrtis formosana

ホトトギス(杜鵑草)という草花は、茶花にもよく使われる。侘(わ)びたところが、1輪ざしにあっさりとよく似あう。

秋のプラタナス並木 Platanus

四季の変化がとても美しいプラタナス並木。 夏は緑深い木陰を作ってくれたこの並木道も、いまは朝の光の入射角が浅く感じられる。

百日紅(サルスベリ)の花の香り 新宿御苑 Crape-myrtle

百日紅(サルスベリ)の花が咲きはじめてから三か月ほどたつ。いつのまにかもう9月も後半になり、花もそろそろ終わりに近づいている。 サルスベリは遠目で見ることが多いせいか、花の印象は塊(かたまり)である。 花びらが何枚なのか、どこからどこまでが…

日暮れて道遠し Night has fallen, but・・・

「日暮れて道遠し」 年をとってなお、まだ人生の目的が達成できていない・・・。 やらねばならない仕事がたくさんあるのに一向に仕事がはかどらない・・・。

女郎花(おみなえし)Patrinia scabiosifolia

女郎花(おみなえし)は、万葉の時代から秋の七草にも詠まれている。 葛花なでしこ をみなへし 藤袴の花 朝顔の花 黄色い粟粒(あわつぶ)のような集合花だ。もう少し大きい白い花を咲かせるオトコエシ(男郎花)という花もある。

旅の絵ハガキ postcard

絵ハガキが好きだ。 旅先ではいつも絵ハガキをたくさん買う。土産物でよくある観光ハガキではなくて、書店などに行くと気の利いたなカードが置いてあったりする。 そして、どんどん使ってしまう。

クリスピークリームドーナツ ハロウィン Krispy Kreme Doughnuts

クリスピークリームドーナッツのハロウィン限定ドーナッツもらったよ! かぼちゃのランタンの顔や、紫イモのトッピングや、とっても楽しい。箱もオレンジと黒で描かれたハロウィンの絵柄でかわいい。 「どれにしようかな☆」 っと迷ったけど、プレーンのがや…

終バスに乗って  the last bus

終バスに乗って家に帰った、それはまだ昭和の話。 (この写真は「バス」というだけで、この話とは関係ないのだが・・・。) どこの帰りだったか忘れてしまったが、母に手をひかれ、暗い道のバス停で路線バスを待っていた。 反対側の車線を、逆の目的地を目指…

タバスコ・スパイシー醤油 Tabasco soy sauce

タバスコは赤いもの、そう思っていたら、ウチのM子さんが「さとりさん、こんなものがあるんですよ~」 とスパイシー醤油、タバスコソイソースなるものを持ってきてくれた。

大坂城 Osaka Castle

夜、疲れて帰って来たホテルの窓から大坂城が見える。ライトアップされ、白く光る壁がきれいだ。 カーテンを開けてしばらく眺めていた。

トンボ(蜻蛉) dragonflies  新宿御苑

これは今年の6月に新宿御苑の母子森(ははこもり)にいた赤いトンボ。水辺にたくさん飛来していた。 赤蜻蛉(アキアカネ)は秋のものだと思っていたが、不思議な気がして、あとでこの写真をよく調べてみると「ショウジョウトンボ」という夏によく見かける種…

白露(はくろ) Solar term "Hakuro"

白露(はくろ)は二十四節気の第15番目。今朝は急に空気が変わって、陽の光が透明になったようである。 「大気が冷えて、露(つゆ」)ができるころ」という。

センニンソウの香り 仙人草 Clematis terniflora

白い十字の花が、蔓状にはい上ってたくさん咲いている。 蕊が長く、花びらは細いものの「モンタナ」というクレマチスの種類に似ているのは、同じセンニンソウ属だから。 花に鼻を近づけて、よーく嗅いでみると、粉っぽく甘い、ベビーパウダー様(よう)の匂…

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