2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧
慈照寺(じしょうじ)、いや銀閣寺と言ったほうが通りがよかろう。 この記事は12月9日に書きかけたまま、師走の慌しさにそのままになっていた。歳月が飛ぶように過ぎていく。 この日、南禅寺(なんぜんじ)から出発して、「哲学の道」をあがりこの慈照寺まで…
今日は昼の時間が一番短い「冬至(とうじ)」。 子供の頃、母がよく「冬至を境(さかい)に畳(たたみ)の目一つ分づつ陽脚(ひあし)が伸びる」という言葉を使っていたのを覚えている。 だがながくその意味を正しく理解していなかった。 夏至(げし)を過ぎ…
「さとりさま~、京都のもみじが見れてよかったっすね~」 12月の初め、南禅寺にて。 京都から帰ってきてだいぶ経つので、記憶が薄れつつあるが・・・。 この日は午後から和ろうそくの体験教室。その前、午前中に「哲学の道」を歩いて慈照寺(じしょうじ/銀…
京ろうそく体験教室、「色かけ」に続き「絵付け」。さっき自分で赤い色をつけたロウソクに、上から絵を描いていく。目の前では若い女性の職人さんが、白いロウソクの中央に金色の菊のご紋章を描いている。1輪が16枚の菊のはなびらを、型紙もなしで大きさ…
前回からの続きで「京ろうそく」の体験教室、色かけ。 先ほどの流し込みの作業場の隣では、ベテランの職人さんが、手際よく蝋燭(ろうそく)に色をかけている。みるからに難易度が高い。 おおきな鍋の中には赤い染料の入ったロウ(蝋)がたっぷりと溶けてい…
京ろうそく体験教室、昨日からの続き。 いよいよ実際に「和ろうそく」を作ってみることに。商品を作っている現場に入れていただけるということがとても嬉しい。 手前にあるのは蝋型、右手には大きな鍋で温めて溶かしたロウ、奥は作業する台。この方がここの…
昨日の鬱陶(うっとう)しい雲が見事に晴れて、冴えた青空と冷たい空気の京都。 この日はあちこちに行きたくて、たくさん予定を入れてみたのだが、そのひとつがこの「京蝋燭(ろうそく)なかむら」さん。 以前から「和ろうそく」にはとても興味があって、待…
京都の宿についたのはもう3時過ぎ。パラパラと雨が降り始めた。『またか・・・』と軽くがっかりする。 10月の京都催事(さいじ)のときも台風が直撃し、一晩中、携帯の警報が鳴りやまなかったほどだ。ホテル缶詰。 この日も薄暗くなりつつある空を見上げ、「…
京都に来ている。夕方に降った雨がやんで、今は月が出ている。ほろ酔いで帰る道、東山に浮かぶ満月。今年最大の大きさだという。 「月はおぼろに東山~」 子供の頃、日本舞踊をしていたので発表会でも踊ったことがある、祇園小唄の一節である。 そういえばこ…
街はキラキラとしたイルミネーションで飾られ、いよいよクリスマスシーズンが到来ですね。 大切な方のために、そして自分へのごほうびに、香りのギフトはいかがでしょう? パルファンサトリでは12月25日までギフトラッピングを受け付けております。 (左写真…
夜道につづく常緑の生け垣は、暗い葉の海。 山茶花(さざんか)の花が、白い波頭のように次々と、ぼんやりと浮かんでいる。思い思いの、いくつもの表情で。かたくななつぼみ、横顔、または蕊(しべ)もあらわに。 足を止め、その頤(おとがい)に手をかけて…