・伝統工芸ときもの
昨日の鬱陶(うっとう)しい雲が見事に晴れて、冴えた青空と冷たい空気の京都。 この日はあちこちに行きたくて、たくさん予定を入れてみたのだが、そのひとつがこの「京蝋燭(ろうそく)なかむら」さん。 以前から「和ろうそく」にはとても興味があって、待…
今日は、遠州流宗家の点初式。 着物は白に「やり梅」の刺繍に、金のつづれ帯を合わせてみた。 これは40年前の母の着物を、20年前に私のサイズに仕立て直した中でも特に気にいっている。 近頃では着物を着る機会がめっきり減って、年のせいか、段取りを忘れて…
新しい茶箱(ちゃばこ)が来た。 茶箱とは、お茶の葉を保管しておくための木箱で、中にブリキや亜鉛などの金属が貼りめぐらされている。 湿気を防ぎ、防虫、防臭効果もあると言うことで、昔は大切な着物、衣装やお道具類をこの茶箱にいれてしまっていたもの…
この櫛(くし)は祖母のもので、明治か大正のものらしい。 べっ甲に「貝合わせ」の柄の、金蒔絵がしてある小ぶりの櫛。 8.5センチの見た目は小さく、櫛だけで見ると地味なので、今まで使うことがなかったのだが、思いついて巻いた髪の根元に挿してみた。 髪…
和蝋燭(ろうそく)は、洋ろうそくに比べてすすが少なく長時間持つという。 櫨(はぜ)の木の実から採れる蝋(ろう)で作られる。櫨(はぜ)はウルシ科の植物で、古くは暖かい西日本で栽培され全国に出荷された。 蝋は漆(うるし)の実からもとれるが、櫨のほ…
葛籠(つづら)。ずっとクローゼットの中にあったのでまだ新しくみえるが、私が20歳の時に作ってもらったものなのでもう結構古い。 「舌きり雀」の中で、雀のお宿からおじいさんとおばあさんがしょってくるのがこの葛籠。この物語の時代の葛籠は葛籠藤(つづ…
「真綿(まわた)にくるまれて育つ」大事にされたおぼっちゃまなどを指してこう呼んだ。 この30センチ四方の小さい端切れのようなものが真綿である。真綿(まわた)は植物性ではない。 綿花(めんか)からとれるワタではなく、繭(まゆ)から作られる。なん…
カイコの飼育実習。 小学校では理科の授業で、中学では生物の実習だった。高校の時もやったような気がする。(※これは後日、同級生からやったことがないと言われたので記憶違いかもしれない。) 家に持ち帰ると嫌がられるからと、ロッカーで飼っていた子もい…
アルバイトのT君はスポーツマンだがワイルドではない。 ある日、サロンに飾ってあるユリの蕊についた「やく」をピンセットでとってもらった。蕊の先についている、茶色くてポワポワした部分だ。 「うう・・・、キモチ悪い・・・」とのたまう。 えっ?こんな…
今日、数えただけでも新宿御苑には20個くらいの石灯籠がある。まだ、探せばあるのかもしれない。
普段あまり気にも留めていなかったが、新宿御苑にはたくさんの石灯籠がある。 昔住んでいた家の、庭奥にも背の高い石灯籠がひとつあったが、子供にはちっともおもしろいものではなかった。
こんな場所に、ハート♡ ハートって、日本の図柄ではないと思ったけど、意外なところで発見した。
落水紙という。紙を漉くときに、水滴を落として作る。
今日もまた、9時の開園同時に新宿御苑に行ってみたら、ロハスデザインアワードというイベントをやっていた。 2011年5月20日~22日まで、新宿御苑 バラ園のそば
金工(きんこう) 鍛金(たんきん)、彫金(ちょうきん)
藤の花の絵柄の可愛い桐箱、何のための箱だ?
日本の飾り結び 組紐 封じ結び 紐結びの技術は世界中にあり、それぞれに歴史をもっていますが、日本ではとくに装飾性を重視した飾り結びが非常に発達しました。 日本の飾り結びは主に貴族生活の中で使われ、装束や調度・仏具などを飾るさまざまな結び方が生…
「宮大工千年の知恵」(松浦昭次)が平成12年に、つづいて「宮大工千年の手と技」が翌年出版された。
昨日からの続き→ そしてこの日、とっても珍しいものを見せてもらった。
笹の葉さらさら のきば(軒端)に揺れて、お星様きらきら きんぎんすなご(金銀砂子) 七夕のうたの、砂子。
真田紐は、お道具などの箱をしばるのに使われます。
これは私の、蒲葡(えびぞめ)という名の香水。市川団十郎夫人の着物展示会で出展されたもののひとつだ。
市川団十郎さんの奥様で、海老蔵さんのお母様である堀越希実子さんは、着物のデザイナーをしていらっしゃる。