2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ここはパリ香水美術館(LE GRAND MUSÉE DU PARFUM)の一室。 たくさんの金属球が天井から下がり、規則的に並べられている。まるで空間全体を作品とするかのような表現手法である。 この金属の球を回してチャンネルを合わせ耳に当てると、それぞれの言語、10…
【The Japan Store ISETAN MITSUKOSHI】 日本の芸術的生活をコンセプトに、"日本の女性を美しくしている"アイテムをそろえたフランス・パリのポップアップストア"Uruwashi Beauté×Bijo;"におかれたパルファン サトリの香水。場所はエッフェル塔近く、「Maiso…
パリ最初の記事が、香水でも花関係でもなく、八百屋さんというところがなんか自分でもずれてるっぽい。しかしエッフェル塔を見るよりも、こうした街並みを通るほうがパリに来たなという気分になれる。なんといっても食は大事。 今いるホテルの近く、7区のあ…
とりあえずシャルルドゴール空港からタクシーでパリに到着して、凱旋門の脇を抜けてエッフェル塔を見ながらセーヌを渡る。初夏のパリは6時でも昼間のように明るい。 この時期にしてはパリは思いのほか暑く、ジャケット不要という気温である。昨年はセーヌが…
シャガ(射干)、胡蝶花ともいう。 小さなアヤメの仲間で、日陰でも、手入れしなくてもよく育ち増える。種子はできず、地下茎で増殖するので、皆クローンのようなものである。 群れて咲く様子は、まさに群舞する蝶のごとし。
【髙島屋免税店SHILLA & ANA】 4月27日にOPENした髙島屋免税店SHILLA & ANAで、「E STANDARDシリーズ」の販売が開始されました!調香師・大沢さとりが香りを製作したMADE IN JAPAN のヘアケアです!是非足をお運びください! 30年以上に渡り、プロフェッシ…
モッコウバラは優しい花。やわらかい色合い、可愛い花、ふんわりした木の姿、そして棘(とげ)のないバラ。桜の興奮が終わって、さわやかな季節に移る頃に、目を楽しませる。 惜しむらくは芳香があまりないこと。白いモッコウバラの方が香りがある。でもそれ…
ひらひらと「ハンカチの木」が揺れている。 今年はもう終わりかけで、最後の2-3枚が残っているだけ。下には散ってしまったハンカチの木の白い苞(ほう)がたくさん落ちている。 風がやむと、なんとなくだらりとして、「これ、このだらしない感じ、なんだ…
シャルトリューズ(CHARTREUSE )はリキュールの女王とも呼ばれるそうだ。 プライベートなお酒の勉強会で、六本木にあるオーセンティックなバー「CASK strength 」に集ったある休日。 「ちょっと試してもらいたいリキュールがある」 ということで出していた…
先日の「クレームドカシスと海苔の佃煮①」に続いて、この日はまた別のカシスのリキュール、「カシス ド ムートン(Liqueur de Cassis de Mouton Rothschild)」と、「ドメーヌ・サトネイ/クレーム・ド・カシス(Domaine Sathenay/Crème de Cassis)」を比べて…
羽をもたぬ蝶、アヤメ 「かの歌女もし我心に協《かな》はば、我はこれを贄《にへ》にせんといふ。(アンデルセン_即興詩人/鴎外訳)」 森は神域 木は神殿 鳥の声は神楽 梢に渡る風よ さやけし音は祝詞(のりと) 私は巫女