2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧
この真ん中の、黄色くてまん丸のあられ?には感動した!本当に繊細なお菓子なのだ。
「杉の柩」 原題 「Sad Cypress(サッドサイプレス)」 アガサクリスティ・・・。久しぶりにここずっと、ちびちびとクリスティを読み返している。 扉には、シェイクスピア「十二夜」の詩がある。
CYPRESS(サイプレス・イタリアイトスギ) 針葉樹系ウッディーで軽いスパイシー感のあるこの香りは、男性用香水に使われる。 ゴッホの作品をはじめとする、西洋の絵画でもよく見る、細長い円錐形をした高木である。 地中海沿岸地方に多く植えられレていて、…
カッコウアザミ(アゲラタム)の仲間かと思った。 でも、全体が大きいし、花一つ一つの形もちがうみたい。 五弁の花が集まって丸く咲いている。しべが長く、それがとげとげしく見えるので、アザミっぽいけど。 茎も小さなとげがあって、ちくちくっぽい。 う…
さとり「ちょおっとおー、小父さん、これ『かけはり』だそうじゃないか~!」よいち「ドレスのすそを持ちあげる道具だなんて、一杯喰わされましたね」さとり「あの、女らしい仕草は何なのさー」よいち「さとりさま、赤っ恥でごぜいやしたね~♪」 これはつい…
ノウゼンカズラは、藤のようにからみついて枝を広げ、夏の暑い時期に木陰を作る。派手な朱色の花だ。
クリスティの中で、「杉の棺」。これはいいなあ。私の愛する作品なので、なかなか短時間では書けなくて、次の機会にしたいと思う。 クリスティ作品では、「リスタデール卿の謎」という短編集もお気に入り。特に、表題の小説は、子育てをほぼ終えた女性のシン…
亜麻色の髪の乙女・・・。小さい頃に聞いた懐かしいこの歌、どんな色の髪なんだろうと思っていた。 亜麻という植物の繊維は通気性としなやかさに優れ、高級なランジェリーなどの生地となる。麻とは同属ではない。 洋服のタグで、日本語表記ではどちらも「麻…
アミューズと食前酒が、香水におけるトップノートだとしたら、食後のチーズはミドルが終わりラストノートへと遷ろう、まったりとした大人のお楽しみタイムかもしれない。 とりわけ、ブルーチーズと赤ワインときたら、ひごろ清廉を心がける私の仮面をかなぐり…
これは何でしょう?中世の女性が使ったお道具。 すてきな銀製の、手のひらに入るくらいのもの。何か通すための穴があいていて、上の方をつまむとばねになっており、下がはさみのように開く。 お茶目なお店のおじさん、フェミニンなジェスチャー付きで説明し…
この際だから、名前のわからない花を一つカテゴリにしました。 知っている方、誰か教えてください。 アゼリアのような円錐形の花で、花弁のもとはつながっているようだ。 淡いピンク。 鈴なりに咲いて美しい。 5月のパリ、ルクサンブルグ公園にて
夏の夕焼けは赤味が強い。 空気中の水分が多いからだそうだ。 アトリエの11階の窓から、北西の空を見る。昼間の熱気そのままに、まだ風が暑い。 東の空はモーブ。 葵の花のあおむらさき。 赤坂方面のビルの明かりがぼんやりとまたたき始める。 場所が変わっ…
パトリック・ジェーキントによる「香水」という名の小説。
ドヒャー! 特大盛りのうな丼。豪快だわー。 こんがりと焼かれた身は香ばしくてふっくら。 蓋をあける前の写真。 うわっ はみ出してるし! これは、私の普通盛り。それでもかなりデカい。 味はやや濃いめだけど、炭で焼いているせいか焦げたところが香ばしく…
チュベローズ、ジャスミンなどの、熱を加えると壊れてしまうようなデリケートな花は、アンフルラージュという方法で香料を取る。手間のかかる、古くから行われてきた方法だ。 写真の、木枠で囲ったガラス板の片面に、牛や豚の脂(ラード、ヘッド)を4対6で合…
Q>なぜフランスで香水が発展していったのでしょうか? グラースが現在一番香水の名産地で知られているのは なぜなのでしょうか? A)ヨーロッパにおける香料・香水の長い歴史の中で、フランスに香水文化が花開く大きなきっかけは、中世イタリアとフランスの縁…
白い蓮、 ロチュス Lotus 雲が厚く降りて、雨の降る直前の、今にも水滴になりそうな湿った空気。もやと薄暗い中に、ぼんやりと光るように咲く蓮は、幻想的だ。 この白い蓮はオゾニックでグリーンな香りがする。香りと花のイメージがぴったり合っている。 フ…
花びらの先に行くほどに淡い桃色。内側から光るように見える。 ここは、千葉県水郷佐原水生植物園。広い池に、睡蓮と蓮が一緒になっている。 昨日は曇ったり小雨が降ったり。午後に行ったので、多くは花を閉じてしまっている。 花は何度も咲いたり閉じたりを…
アガサクリスティがもっとも有名な推理作家の一人だという意見には、どこからも異論は出ないに違いない。 「本のカバー・裏表紙あらすじから アンカテル卿の午餐に招かれたポアロは、少なからず不快になった。邸のプールの端で一人の男が血を流し、傍らにピ…
開花とともに、しずしずと6本の雄蕊を従えて、雌蕊は中央に屹立する。しべの先は潤い、あたりに濃厚な匂いを漂わせる。 においは、どこから発生しているのだろう? 昔、家の一角にカサブランカの球根を、10球ほど植えていた。夏の夜、硝子戸をあけて庭をみる…
なぜ、今までゆりの香りについて書かなかったのか、不思議なくらい。百合は、強い匂いがする。 夏は切り花の種類が少なく、暑さのため花もちも悪い。そんな中で、ユリは貴重な花材である。 写真は園芸品種カサブランカの系統の大きなユリ。一筋ピンクが入っ…
パチュリはカシミアショールなどの虫よけとして使われた。 インドネシア原産で、インド、マレーシア、ビルマなど熱帯地方でおもに生産される。 90センチほどの高さになるシソ科の植物で、葉を刈り取り、日に干してから蒸留して精油を得る。 収穫した葉を数日…
パチュリは本当に面白い素材だ。 単独では、ハーブをギュッと煮詰めたような強いグリーンウッディ、湿った藁(わら)の様なにおいでもある。アーシィ(土臭い)で暖かい。 シプレータイプの香水は、このパチュリに、オークモス、ベルガモットが骨格になって…
99ユーロ。時は金なり?
レトリカは、色々な文学の中に出てくる、比喩表現をまとめた事典。 例えば、香水の項。 「香水の表情とは、(中略)香気のもつれに出る細かい幻想の糸の織り成す感情の展開のことです。(後略)大手拓次『香水の表情について』」(レトリカ、p116) たとえば…
ユーチューブでご覧下さい。ここをクリック→ 「南仏の花と香料」 ==== ▶ ユーチューブ 動画 調香のデモンストレーション
ホテルニューオータニのサンローゼ、1階の角に、すてきな紅茶のお店ができていた。 いつも、正面玄関から車に乗ってしまうので気がつかなかったのだが、4月にオープンしたようだ。 ヨーロッパ調の家具でまとめられた店内の、カウンターでティスティングが…
そして昼下がり・・・。白昼なのに誰も歩いていない。 ランチのあと、2時半からディナーまでの朧な時間。 明るいひざしだけがまぶしい。