パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

植物界の契約/kingdom Plantae ②

121004サギ.jpg

 

植物は、ただ奪うことはしない。
対価を支払い、報酬を与える。

 

ある時は、昆虫に蜜を提供することによって、花粉を媒介してもらい、

またあるときは鳥たちに果実を与え、甘い果肉に種子を潜ませる。
鳥はしらず、植物の繁栄に貢献しているのだ。

 

それは「あなたも幸せ、私も幸せ」の精神。

 

 

 

たとえ一方的に私たちの食物となっても、刈りつくすことがなければ再び葉を茂らせる、植物はそんな寛容な生き物。

 

 

 

 

 

5億年前に地上に引っ越してきてから、絶えることなく生き続けてきた植物。
それにひきかえ、恐竜も、マンモスも、地球に君臨したのはほんのひととき。

 

 

強欲で、権利ばかり要求すれば、世界を屈服させられる?

一人勝ち、奪い、喰い尽す、それは一瞬の勝利にすぎない。

 

 

草や木が大声を出して自己主張をするだろうか?
有益な存在である限り、黙っていてもみな寄ってくるものだ。

 

 

 

 

「Win Win」それが繁栄のルール、一葉に記録された最古の契約書。

 

 

 

 

 

Copyright © PARFUM SATORI All Rights Reserved.