2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
5月1日、パルファンサトリ11階アトリエで、「夏の香水鑑賞会&お茶会2015」を開催いたしました。 このたびは、グリーンやグリーンティーなど、夏にふさわしい香りを中心に香りをピックアップ。 まずは香水を芸術へと大きく変えたエポックメイキングな名香と…
「ヒルガオ」とカタカナで書くと、なぜか外来の種のイメージがする。 ヒルガオは日本始め世界中に分布しており、特にそういうわけではないが、高麗とか、百済とか渡来したような雰囲気の字面(じづら)。 ヒルガオを横からみると、凛とした漏斗(ろうと)型…
ヒメジョオンかしら?(姫女菀)ハルジョオンかしら?
夏の香りのフレグランス鑑賞会、まだ少しお席がございます。 日時:5月31日(日)13:30~15:00(鑑賞会) その後 16:00まで お茶会 費用:一般5000円(税別)/スクール生 3000円(税別) ☆要予約 お問い合わせメールでご予約ください。 後…
今年もまたアジサイの季節がやってきた。 もうすぐ、梅雨。 学名のハイドランジア、というのは「水の容器」と言う意味なのだそうだ。 通常、花が開いていく過程では、たくさんの水を必要とする。 茎の太さに対して、花の数が多いと水が足りなくなる。 花びら…
新しい茶箱(ちゃばこ)が来た。 茶箱とは、お茶の葉を保管しておくための木箱で、中にブリキや亜鉛などの金属が貼りめぐらされている。 湿気を防ぎ、防虫、防臭効果もあると言うことで、昔は大切な着物、衣装やお道具類をこの茶箱にいれてしまっていたもの…
夏の夜の香りは、からだにまとわりつきながら重く沈んでいく 白くぬるいいくつもの手が伸びてくる 闇の眠りに惹きこまれる その手前で引き返す 濡れたビロードの 苦しげな吐息 いっそ淵に飛び込めば 月光にきらめく翔を持つ 蜻蛉(かげろう)の翳 ►タイワン…
夏の白い大きな花、タイサンボク,泰山木。 毎年会うたびに想う、この自然界の造形の妙(みょう)。 そろそろ、タイサンボクの咲く頃と思って新宿御苑を歩いてみた。知っている限り、タイサンボクの花を嗅げる場所は3箇所ある。 タイサンボクは10メートルを越…
隠れ家。隠れたがっているようで、みつけてもらいたがり。 人が通らない森の中に好奇心があったり、そんなところでめぐりあう秘密めいたきれいなもの。 ぽっかりと光がさした陽だまりに群れ咲く、小さな白い花。 散った花が地面に積もって、雨上がりの青葉と…
シャガ,射干はアヤメによく似た小さい花で、丈夫だしよく増える。 昔すんでいた家の、あまり陽のささない裏庭にも、群れてよく咲いていた。 ひとつの茎にいくつも花をつける。暗めの場所だから、白い花がよく目立つ。 可憐な姿なのに、残念ながら花には匂い…
☆ 香水名 リブゴーシュ,(Rive Gauche) ☆ 発売年 1970 ☆ 香調 グリーン・フローラル・アルデハイド ☆ パフューマー Michel Hy ☆ ブランド イブ・サンローラン (Yves Saint Laurent) イブサンローランリブゴーシュは、グリーン・メタリックなフローラルア…
ハコネウツギ(箱根空木)は、開いたばかりは白、次第に花は紅くなっていくので、一枝に紅白の花が咲いている様に見える。 大きく張り出したハコネウツギの枝が、雨の後で濁った池に映る。 夏の到来を思わせる景色。 昨年はハニーグリーンでスイカズラのよう…
シャクヤクはいいにおい。 爽やかなグリーン・ローズ系の香り。 白から濃いピンク、ボルドーなど豊富な色合いだ。 一重とか八重とか、中に細かく切れ込みのあるカーネーションのようなものまで。 この、中央の蘂が(何世代にも渡って)花びらに変化し、八重…
I become sentimental when I am on a journey. But this time everything I saw was interesting & fun so I was all excited. Last time I was in Kanazawa was 15 years ago. I feel differently now because I grew older. I think I can appreciate the…
豆ご飯をデパ地下で見かけ、なつかしくてランチ用に買った。 実家では、白い時もあるけど、ときどき田舎風にお醬油をいれた、ほんのり茶色いのを炊くことがある。 香ばしくこげたお米の匂いが混ざって、これもオツなものである。 5月ころになると、必ず一度…
ツタスミレ、パンダスミレ(Viola hederacea)とも言う。 スミレの中でも、葉が丸く、花は上下がややつぶれたような形。 その名のとおり確かに、左の花はパンダっぽい。 夏の直射日光は苦手だけれども、温度が適当なら年中咲き続けるようだ。 温室の中にグラ…
繊細なガラス細工のようなタンポポのたね。 手荒く摘んで走ろうものなら、風にもみくちゃにされて、すぐに丸坊主になってしまう。 花が咲くころは、お日様をいっぱいに浴びれるよう、葉を地面近くに広げる。そして種ができるころ、風によくのって遠くまで飛…
7月開講のフレグランスデザイン講座(6月15日募集締切)受講をご検討の方、フレグランスが好きな方、香りを今よりもっと楽しみたい方は、まずフレグランス鑑賞会にお越しください。 イマドキの香りや名香といわれる香りをとりまぜながら、ゆったりと鑑賞…
石楠花(シャクナゲ)、躑躅(ツツジ)、皐月(サツキ)。 これらの花は色が鮮やか。 シャクナゲの花はたっぷりと大きい。でも、これらの花は繊細さがないので、私個人としてはあまり好きではない。 ホオノキやタイサンボクだって巨大だし、繊細ではないのに…
ノイバラ,野ばら。 清純で素朴な姿は、田舎娘のようだ。 モサモサ。 さながら、野生の乙女、ミーガン(林檎の樹・ゴールズワージー)か。 でも、ミーガンは林檎の樹の花の下で愛を誓ったのだっけ。 とげが多く、繁殖力が強い。 だから、ただのかよわい乙女と…
オドリコソウ(踊り子草)でせっせと蜜を集めるクマバチ。 クマバチはその姿と羽音で怖がられているけれど、とっても温和な蜂だ。 雄にいたっては針を持っていないし。 もう花が散ってしまったが、藤の花にもたくさんのクマバチが寄っていた。 藤の花は中心…
ハクウンボクはエゴノキに似ている。たいがい5月になると、どっちだったっけ?って迷うので、過去の自分のブログを読んで確認したりする。これは、ハクウンボク。 ハクウンボクは葉の形が丸い。 そして、花が連なって咲く。 だから、白い雲の木で、ハクウン…
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)、すなわち春の妖精である。 落葉樹林の冬、大きな木の葉はすっかり落ちて、日差しを遮るものがない地面は暖かい。 まだ他の植物が眠りから覚める前に、スプリング・エフェメラルは葉を伸ばし始め、早春に花を咲…
桐の花は、藤の終わりと重なる時期に咲く。桐の花は高いところに咲くし、地味な色合いなので、あまり注目されない花ではないだろうか?下を向いて歩いていると、落ちた花をみつけて、ようやく咲いているのに気がつく。 桐は高貴な花で、五三の桐や五七の桐な…
カナメモチだって! うわー、雪が降ったみたい。 5メートルはある大木全体が真っ白に覆われて。 それが、5ミリくらいの小さい小さい花が、集まってできているなんて!何万輪も、いっぱい、いっぱい。 なんだっけ?ニワトコ?ゴマギ?ナナカマド?サンザシ?…
Green grass on a sunny spring day. The sun is shining through leaves. Mixes of white, purple and pink flowers in the sun and also in the shadow. What are these beautiful pinkish flowers surrounding Venus? This looks like a tapestry created…
☆ 香水名 L'AIMANT(レイマン) ☆ 発売年 1927年 ☆ 香調 フローラルブーケ ☆ ブランド コティ (COTY) ☆ サイズ 14 cm× 8 cm ☆ カテゴリ オーデコロン ☆ 未開封 L'Aimant は、フランス語の磁力。 香りはクラッシックなフローラル・ブーケのコンポジション。
新宿駅から新宿御苑に行く道の脇に、今年もモッコウバラが咲いている。 ここは高校の柵にそった植え込み。 外のバラも充分にきれいだが、中庭には手入れの行き届いた素晴らしいバラ園があると聞く。 いつも季節の花が何かしら咲いている。 春ならラベンダー…
いろいろなところでスズランが咲いているのに気がつく。 かわいいなあ。 うつむき加減で、清楚で、いい香りがして。 でも、おとなしそうなくせに案外繁殖力が強く、一度庭に植えると我がもの顔で広がっていく、厚かましさも持っている。 毒があるので放牧し…