パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

・アンティーク

和、洋、骨董、古いもの

チロリン村とクルミの木 コンキリプー

チロリン村とクルミの木 NHKのこども番組 この古いトランプも、先日の漢字博士№2と一緒のお宝箱に入っていたものです。週末を使って引っ張り出してみました。 ブランコに乗っているのは、NHKのこども番組、「チロリン村とクルミの木」という人形劇に出てくる…

9月4日、クシの日。祖母の櫛  comb

9月4日、今日は櫛の日(くしのひ) 祖母の形見の螺鈿(らでん)の櫛 思いついて父方の祖母の形見の櫛 を出してみました。私ははまぐりの螺鈿 (らでん)が気に入って、お茶会によく挿して行ったものですが、髪をショートにしてから出番がなくなりました。 さ…

古い腕時計 ROLEX watch

ロレックスのヴィンテージ・レディスウォッチ 私のお気に入り 1.5センチ角くらいの、古い腕時計である。小ぶりのケースで、龍頭(りゅうず)と尾錠(びじょう)にクラウンのマークが入っていてとても可愛らしい。 ひと昔前は、ロレックスはメンズというイメ…

秤(はかり)と分銅(ふんどう)weight

見た目はチェスの駒(こま)、ルークみたい。 アンティークショップを覗(のぞ)いていて見つけた真鍮(しんちゅう)製の塊(かたまり)。 デスクの上のペーパーウェイトになり、手のひらにすっぽり入りそうな。。。雰囲気のあるものをずっと探していた。お…

ジュエリーサロン ルドゥテ「香りを楽しむ会」11月23日(木)Redoute

ルドゥテさんは代官山から恵比寿の途中に隠れ家のようにあるジュエリーサロン。オーナーの古池さんがデザインする、クラッシックな魅力のシンプルで洗練されたジュエリーとアクセサリーを扱う素敵な空間です。 この日は「ジュエリーサロン ルドゥテ」で古池…

鏑木清方(かぶらききよかた)と、Le Parfum de GILOT

美人画展 毎年8月には、近くのホテルで絵の展覧会を開催しているので、一人で出かけるのが常である。今年は鏑木清方(かぶらききよかた)と上村松園(うえむらしょうえん)を中心に集めた美人画展であった。 鏑木清方は美人画で有名な日本画家であるが、そ…

ガラスのペンダントシェード Lamp shade

イギリスアンティーク、ガラスのペンダントシェード。 引っ越しのお祝いに頂いたもの。 インテリアのものを贈るのって、とっても難しいものだと思うけど、センス良く選んでくれた。私の好みやアトリエをよく知っているからこそできることだと思う。 とろんと…

アンティークの額、葉脈標本 Skelton Leaf

今まで飾り切れずに仕舞ってあった絵がたくさんある。アトリエが新しくなったのを機に、額の中身を変えてみる気になった。 これは葉脈標本を並べたもの。私は全然ノーマークだったのだが、絵を広げているうちに友人が「これ素敵!」と選んでくれた一枚である…

アンティーク時計,Clock

ガラスでできたアンティークの時計。色がとろっとセピア調で可愛い。 もうずっと長いこと、調香オルガン台の上に置かれていたのだけど、今度は香水の飾り棚の上におくことにした。 後ろに見えるのは、自作のミニチュア調香オルガン台。 こんな風に下から撮る…

ガレの花瓶 Charles Martin Émile Gallé

ガレの花瓶 Charles Martin Émile Gallé パリのクリニャンクール 2003年に購入。 引っ越しをすると、しまい込んでいたものなどを再発見して懐かしいものである。 このガレの一輪挿しは、14年前の夏にアシスタントのR子ちゃんと二人でパリに行ったときにみつ…

ディオール ディオレラ Dior_diorella_1972

☆ 香水名 ディオレラ,(Diorella) ☆ 発売年 1972 ☆ 香調 グリーン・フローラル・シプレ ☆ パフューマー エドモン・ルドニスカ Edmond Roudnitska ☆ ブランド ディオール (Dior) ディオレラはミスディオール(ジャンカール+ポールヴァシェ)から固さを抜い…

ズッキーニのフリッター zucchini_Cannes

zucchiniの天ぷら。 市場の横の鶏肉やさんの店先できれいなお姉さんが揚げている。 写真撮ってたら、お姉さんにひとつ試食でもらっちゃった♪ 紙で包まれたzucchiniのフリッター。 ひとくちぱくり。 なかから熱いオイルがじゅわっと出てきて口の中がやけどし…

母の裁縫箱①レッカーリフースのキャンディー入れ Lackerli-Huus

今日、母の裁縫箱を開けてみて、思いがけず変わったものを見つけた。 これはレッカーリフース(Lackerli-Huus)というスイスのお菓子屋さんのタブレット入れ。たぶん、昭和30年代のものと思われる。 母の針箱は、なんだかわけ分らないモノがたくさん入ってい…

体験講座 夏の香水鑑賞会のご報告 PARFUM SATORI 2015

5月1日、パルファンサトリ11階アトリエで、「夏の香水鑑賞会&お茶会2015」を開催いたしました。 このたびは、グリーンやグリーンティーなど、夏にふさわしい香りを中心に香りをピックアップ。 まずは香水を芸術へと大きく変えたエポックメイキングな名香と…

レイマン,L'aimant/コティ,COTY

☆ 香水名 L'AIMANT(レイマン) ☆ 発売年 1927年 ☆ 香調 フローラルブーケ ☆ ブランド コティ (COTY) ☆ サイズ 14 cm× 8 cm ☆ カテゴリ オーデコロン ☆ 未開封 L'Aimant は、フランス語の磁力。 香りはクラッシックなフローラル・ブーケのコンポジション。

デッチマ Detchema / Revillon 1953

☆ 香水名 Detchema デッチマ ☆ 発売年 1953年 ☆ 香調 フローラルブーケ ☆ ブランド REVILLON (レヴィオン) トップはアルデハイドとピーチ、ヒヤシンスやネロリ、 やがてジャスミン、イランイラン、ミュゲ、ローズのフローラル、 ラストはレザー、サンダル…

ドルセー「ル ダンディ」1925 D'orsay Le Dandy

☆ 香水名 Le Dandy ☆ 発売年 1925年 ☆ 香調 ウッディスパイシー, ☆ パフューマー Dominique Preyssas ☆ ブランド ドルセー (D'orsay) ブラックの八角形に金のラベルが美しいドルセーのパルファン。 未開封。 女性用のラ ダンディと、男性用のル ダンディが…

アンティーク香水ポスター Sirdha ERIZMA paris

昨日に続き、これもパルファンサトリのライブラリーからアンティークの香水本のポスター。Erizma Paris(1885~)というブランドのSirda(1925)という香水。 1925年といえばアールデコの時代。これも浮世絵風。 このポスターの花は枝垂れ梅だと思うけれど、葉…

お雛さま おかたづけ Hinamatsuri Imperial dolls

にやり、右大臣くん。 これでゆっくり眠れるわい。 角度によってなのかな・・。 なんかみんなほっとしているみたい。 髪の毛にねぐせがつかないように、撫でつけてから、しまう。 また、来年までおやすみ。 もう、3月4日にはかたづけなくてはならないのだが…

体験:春の香水鑑賞会2015☆ご報告☆

3月1日、パルファンサトリ11階アトリエで、「春の香水鑑賞会&ティーパーティー2015」を開催いたしました。 このたびは、ライトオリエンタル・トレンドを念頭に香りをピックアップ。 まずはクラッシックな名香として、ボルドニュイ/ゲランを鑑賞しました。vo…

おひなまつり、お供の子たち③三人官女 three court ladies ,Hinamatsuri

官女中「あーやれやれ、ずっと立ってるのって疲れちゃうわ。いいわね、あんたたちは座ってられて」 官女左「ナニ言ってんの、お姐(ねえ)さんだって、夜に皆が帰った後で、おちゃんしてたでしょ」 官女右「ネエ、おちゃんって何?おちゃんって」 官女左「い…

お供の子たち② ひな人形 左大臣 Hinaningyo

私のひな人形、お供の子たちの中から左大臣。 私は半べそをかいていると思ったのだけど、アトリエのNセンセイは 「この子は意地悪そうだ」とおっしゃる。 そうかな~。 右大臣はちょっとベビーフェイスな感じ。いや、みんなベビーフェイスなんだけどね。 久…

お供の子たち 五人囃子(ごにんばやし) Hinaningyo

五人囃子(ごにんばやし)の小鼓(こづつみ)担当くん。 ほのかに笑みが浮かぶ。 楽器の中で鼓(つづみ)のデザインが面白くて好き。 砂時計状の筒の両側に皮を張り、緒と呼ばれる紐を張って作られている。 この紅い緒が、形をとてもドラマチックにしている…

昭和のお雛様(おひなさま) imperial dolls

私と同い年の雛人形(ひなにんぎょう)、昭和の。 すでに半世紀以上たっている。 もうずっとしまったままだったので、久しぶりにサロンに飾ることにした。 これはお内裏様(親王)。 赤ちゃんの顔で、こんなふうに二等身のお雛様は、今ではあまりみられない…

第六改正日本薬局方註解 Japanese Pharmacopoeia

日本薬局方註解とは、医薬品の規格基準書である。 明治19年(1886)に初版が公布されて以来改訂がくりかえされて、平成13年3月30日に公布された第十四改正が最新版だ。 これは母方の祖父の持ち物で、先日、母の本棚から発見しもらってきたものだ。 明治生まれ…

アンティークのカード入れ antique

これは昔、パリの蚤の市で発見した。 手帳カバー?カード挟み?のようなもの。 「ようなもの」というのは、元はなんだったのかわからないが、 べっ甲の固い表紙が両面についていて、二つ折りになっている。 表面は象嵌(ぞうがん)風に金の模様が入っていて…

仏事の指輪 Ring

先日の記事に載せた写真は、仏事用の母の指輪である。 仏事の装飾品には、通常パールやジェットなど光らないものをつけるが、これは木彫りのリング。さして高価なものではないが、悼む気持ちにはふさわしいように思う。 まだ私が十代の頃は、母が弔事の席で…

ルビーと18金のルーペ lupe 拡大鏡  magnifying glass 2

先日、18金のルーペのことを書いていて思い出した。 十年前、母の誕生日のためにオーダーしたペンダントルーペ。 懐中時計のようなバチカン(吊り下げ金具)がきれいな、 これも18金のハンドメイドである。 最近あまりしていないので、どうしたのか聞いてみ…

ルーペ lupe 拡大鏡  magnifying glass

これは手作りの18金ルーペ。写真では反対側にチェーンを通すバチカンがついていて、首から下げられる。 使わないときは、バチカンを支点にくるりとレンズを収納して、外からの見た目は卵形のペンダントトップに見える。 倍率が高く、文字を見るには適してい…

カーネーションのパウダー Oeillet Fane  Grenoville Perfumes

パリのヴァンヴの市で買った古いパウダー。 カーネーションのきれいな絵が書いてある。 まだ未使用で、箱もあまり汚れていない。 直径6センチくらいの小さなケース。 とても気に入っている。 帰国後ずっとここにアップしたかったのだが、ようやく写真をとる…

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