休日読書
雨のことば辞典 雨が多い国、日本 梅雨も本格的になってきました。思いだして蔵書から、「雨のことば辞典」を開いてみました。 一冊の辞書になるほど、雨に関する言葉が多い、つまり日本はそれほど雨が多い国ということですね。 霧のような細かいもの、いっ…
ヘルマン・ヘッセ 庭仕事の愉しみ ヘッセの絵と詩と植物と 文豪、ヘルマンヘッセが庭を愛し植物を育て、絵を書いていたという一面は、大人になって知りました。 こうした庭の景色など、情景描写ももちろん素晴らしいのですが、挿絵の、ヘッセの愛らしい水彩…
「秘密の花園 」The Secret Garden バーネット 大人の童話 「秘密の花園」は、児童文学という枠を超えて、大人になっても繰り返し読みたくなる本です。 思いだして久しぶりに手に取りました。 私が植物好きなことを知ってのことでしょう。 友人が、 「今まで…
2019年4月、ロンドンの出版社より、Neil Chapman (著)「Perfume: In Search of Your Signature Scent(洋書 )」出版。 パルファンサトリの「イリスオム」、「ハナヒラク」、「オリベ」、「さとり」、「ヨルノウメ」が紹介されています! 今月から紀伊国屋書…
次世代香粧品の「香り」開発と応用 普及版出版! 2011年刊 "次世代香粧品の「香り」開発と応用" の「普及版」がシーエムシー出版よりこのたび発売されました! - 香料デザイナー、製品企画者向けに、国内外、各分野での消費者の最新嗜好動向と 「香り」の持…
匂いの帝王、そしてパルファン・ル・ギド Perfume the Guide/Luca Turin この数年間で最も幸せなニュースがお客様によってもたらされた。いわく、「香水ガイドをみてパルファンサトリを知り、興味をもって来ました」とのこと。 よくよくお話を聞いてみると、…
日曜日、待ち合わせまで時間があったので、恵比寿のアトレで文庫本を買った。 レジで、「カバーおかけしますか?」と尋ねられたのでお願いすると、「何色にされますか?」と、こんどは10色ほどの小さな色見本を見せられた。 一瞬、なんのことだかわからなく…
「星の王子さま(la petit prince)」は、たぶん、みんな小さい頃に一度は読んで、そして忘れてしまっただろう物語。 砂漠の真ん中に不時着したパイロットと王子さまの出会いは「ねえ、羊の絵を描いてくれない?」で始まる。パイロットの書いた羊は、箱の中に…
本当はバオバブでもバオバブモドキでもないのだけれど、一目見て「これ、カワイイ!バオバブみたい」と思ったのだ。 先日の、シュガーバインやアラビアコーヒーの木と一緒に購入。 アトリエから帰る途中、駅ナカの露店(ろてん)に出ていた「ワンダーガーデ…
あなたが欲しいものは心でしょうか、形でしょうか。両方を得ようとしても得られませんよ。形だけを得ても、心は手に入らぬものです。心があれば形は自(おの)ずとついてくるでしょう。 「幸せの青い鳥」を探し求めて、最後は自分の家に見つけるという寓話は…
アスファルトの道路の脇にも、菜の花が咲いている。 もこもこと鮮やかな緑と黄色のコントラスト。 3月12日は、伊藤静雄の命日「菜の花忌」。 伊藤静雄は中原中也らとともに同人誌で活動した詩人で、三島由紀夫にも影響を与えたという。 正直この人の名はあま…
「サンタクロースっているのでしょうか?」 たいてい、友達の中に 「あのね、サンタクロースなんていないんだよ」と訳知り顔で言いだす子がいたりして、聞いた子は不安になってまた親に尋ねる。 今年もたくさんの家庭で、そんな会話がやりとりされるであろう…
マダム シック。 58~78歳のパリのすてきなマダムたちの写真集。撮影はパリ在住のフォトグラファー、YOLLIKO SAITOさんによる。 タイトルどおり、登場するマダムたちはシックでファッショナブル。どなたも生き生きとした笑顔が美しい。そしてとてもカッコいい…
あまりにも忙しく疲れていて。 毎日、紀伊国屋書店のすぐそばを歩いているにもかかわらず、 頭の中が「今日!、いま!すぐ!」やらなければいけないことでいっぱいで、 書店に寄ることも、本のことを考えることすら忘れていた。 ほんの50メートル横にそれれ…
「何ゆえ、私は移ろいやすいのです? おお、ジュピタアよ」と美がたずねた。 「移ろいやすいものだけを美しくしたのだ」と、神は答えた。 ゲーテ詩集 高橋健二訳 新潮文庫 166p "Warum bin ich vergänglich, o Zeus?" so fragte die Schönheit. "Macht' ich …
それはたいてい忙しくて、それどころじゃない時に限って急に読書がしたくなって、近所の紀伊国屋書店に走ったり、アマゾンで手あたり次第に買ってしまう。 そんな時はあっちこっちの本を読み齧(かじ)ったりして、行儀が悪い。わけが解らなくなったりするの…
「海べの恋」 佐藤春夫 こぼれ松葉をかきあつめ をとめのごとき君なりき、 こぼれ松葉に火をはなち わらべのごときわれなりき。 小学6年生の頃、詩を書いたり観賞する詩集クラブというのを作っていた。 小学校当時、この詩は初恋のような淡い気持ちを歌った…
種子(たね)は、自分が何者なのかは知りませんでした。種はただの、種だったからです。 自分が何の花だったかも覚えていません。 かつて落ちたであろう朽ち葉の上に、また幾層もの落ち葉とさまざまな虫の死骸と土が積み重なり、深く沈んでいきました。 日の…
和蝋燭(ろうそく)は、洋ろうそくに比べてすすが少なく長時間持つという。 櫨(はぜ)の木の実から採れる蝋(ろう)で作られる。櫨(はぜ)はウルシ科の植物で、古くは暖かい西日本で栽培され全国に出荷された。 蝋は漆(うるし)の実からもとれるが、櫨のほ…
低気圧というのは体がだるくなり、眠く、かつおなかがすくようだ。 いつもよりたくさんの食料を買い(なぜか台風の前はつい買いすぎてしまう不思議な心理)、この連休に家で一気に仕事の遅れを取り戻そうと考えていたのであるが、連日の睡眠不足に加え台風の…
昨日からのつづき・・・しかし結局キンドルを使うことなく戻ってきてしまった。 帰国後はそれはそれで慌ただしく過ぎて、その存在をしばらく忘れていたのだが、ふと思い出してキンドルを取り出してみる。 あれこれ触っているうちに、無料の本が読めるのを発…
アマゾンのキンドルに限らず、もちろん「電子書籍」なるものは以前より知っていたがあまり関心がなかった。 もともと紙が好きで、本の手触りやめくる感触にこだわりがあったので、実体のない媒体で読むことに抵抗があったのだ。 紙を捨てることで大事なもの…
6月にキンドル(KINDLE)を買ってから1か月あまり使っていなかったのだが、何気なく手に取ってみているうちに便利さに気が付いた。 このところキンドルが離せない。 そんなある日、キンドルのストアで「寺田寅彦随筆集」を発見した。寺田先生は明治、…
Kennst du das Land, wo die Zitronen blühn,Im dunkeln Laub die Gold-Orangen glühn,Ein sanfter Wind vom blauen Himmel weht, Die Myrte still und hoch der Lorbeer steht? Kennst du es wohl?Dahin! dahinMöcht ich mit dir, o mein Geliebter, ziehn.…
「土を喰う日々」(水上勉)、発行日の1982年と言えば、もう30年も前のこと。 水上氏が丹精込めて育てた野菜を丁寧かつシンプルなひと皿にして出すという、12か月の旬をつづった料理エッセイである。
日本の昔話。小さい頃、繰り返し読んだおとぎ話。 猿のしっぽがなぜ短いか、とか、クラゲの骨がなぜないか、など、すっかり忘れていた話も、柳田国男氏が歳月をかけて集めた「日本の昔話」集を久しぶりに読んだら あらためて思い出した。 若い頃、キャンプの…
最近では、「サンタクロースがいる」って何歳くらいまで信じているのかな? たいてい、友達の中に 「あのね、サンタクロースなんていないんだよ」と訳知り顔で言いだす子がいたりして、聞いた子は不安になってまた親に尋ねる。
高校生から同じクラブ活動で、生涯の友となった I(アイ)江。中学の時はそれほど親しくなかったのだが・・・。 思い出の切れ端はなぜポップアップして飛び出してくるのだろう? 夜中ベットに入ってから突然ひらめいて、寝床に携帯を持ち込む。 「ねえ、そ…
「マリーアントワネットの調香師」は、フランス革命前後を生きた調香師「ジャン・ルイ・ファージョン」の波乱に満ちた一生の物語である。 フランス・ヴェルサイユで発見された文献をもとに、2007年エリザベット・ド・フェドーによって書かれた。
「25ans(ヴァンサンカン)」11月号に「ソネット」掲載 25ans ヴァンサンカン11月号に、パルファンサトリのキンモクセイの香水「ソネット」が紹介されました☆ 心に効くフレグランスをもってこそエレ美女!「私」のための香りを選ぶ 特集297P