パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年の活動記録 ダイジェスト

今年ももうあとわずかな時間を残して終わろうとしています。皆様、一年間のご愛読どうもありがとうございました。 2014年、パルファンサトリの香り紀行を振り返ってみました! 2014年2月2日 パルファンサトリ フレグランススクール 「フレグランスデザインコ…

鎌倉彫 手鏡 麻の葉模様 Kamakura-bori

鎌倉彫の手鏡。 何年か前に私が「麻の葉模様」が好きだと言ったことをずっと覚えていてくださって、鎌倉彫の先生が作ってくださったもの。 花柄とか、ツタ模様のような絵柄は、凝ったようにみえて、少しくらいずれても帳尻を合わせやすい。 でも、麻の葉模様…

insence stand & insence holder

A set of portable silver insence stand & insence holder. This small incense stand is sakura-shaped and made of silver Incense can be quite long. So we break them to fit into the incense holder. Finest incense of KYARA ====

トリュフの塩 truffle sale al tartufo

トリュフのお塩があると聞いて買ってみた。 白い塩の中には、乾燥したトリュフがぽつぽつと見えるが。。。蓋を開けると、プンっと香りが鼻をつく。 『トリュフはこんな尖った刺激臭じゃないけどな。』 そう言いつつしばらく開け放しておいているうちに、密封…

サルノコシカケ Polypore

サルノコシカケらしい。 らしい、というのは、サルノコシカケという種類のキノコはないらしく、とりあえずこの名前の科でくくっている、ということのようだ。 20センチくらいはありそうな大きなキノコ。ポクっとした木質な感じで、まさに腰掛けられそうだ。 …

凍る朝 frosty morning 2 霜柱

シモバシラ、長い、大きい霜柱。 冬のまだ暗い朝、一度目が覚めて、暖かい布団の中でひとしきり考える。 もう起きようかな・・・。もうちょっとぐずぐずしていようかな・・・。 今起きれば、ひと仕事した後で新宿御苑の開園時間に駆けつけて、小一時間は歩ける…

凍る朝  frosty morning

暑い夏が終わり、それほど寒くならないまま秋が過ぎて、ようやく冬らしい寒さになった。 朝起きて、キッチンでお湯を沸かし、半覚醒の頭を熱い紅茶ですっきりさせる。 「冬はつとめて」と書いたのは清少納言。 早朝の厳しい寒さ、急いで炭火を熾す様子が思い…

ヒヨドリ,Hypsipetes amaurotis,鵯,

ヒーヨ、ヒーヨと鳴く鳥、ヒヨドリ。 冬になると鳥の姿に関心が行くのは、花が少なくなり、木も葉を落とすため見つけやすいのかと思う。 ヒヨドリは秋深くなると、北から南へ、山から里へやってくると云うが、渡りをしないでそのまま居続けるものも多いらし…

第六改正日本薬局方註解 Japanese Pharmacopoeia

日本薬局方註解とは、医薬品の規格基準書である。 明治19年(1886)に初版が公布されて以来改訂がくりかえされて、平成13年3月30日に公布された第十四改正が最新版だ。 これは母方の祖父の持ち物で、先日、母の本棚から発見しもらってきたものだ。 明治生まれ…

10本レフィル クリスマスギフトに ☆ refill 10

10本レフィルは、パルファンサトリのオードパルファンが10種類はいったクールなセット。 少しづつお試しになれます。 今からでも間に合う、ちょっとしたギフトにもぴったりです! バックにも入る小さめサイズ。外出先のつけ直しにも。 女性用A ニュアージュ…

My grandmother's comb(KUSHI KANZASHI)

This is my grandmother's comb of Meiji(1868-1912) or Taisho (1912-1926)periods. It's a small tortoiseshell comb, gold lacquered with "kai-awase(Common orient clam)" designs. It's only 8.5 cm and looks small & plain. This kimono has th…

巨大レモン Citrus Limon Burm.f.Ponderosa

巨大レモン Citrus Limon Burm.f.Ponderosa 巨大レモンといっても、比較するものがなければわかりにくいけれども。 なんたって、15センチはあると思う。 グレープフルーツみたい。 Citrus Limon Burm.f.cv.Ponderosa 栽培品種だそうだ。 カタカナの「レモン…

クチナシの黄色い実 ガーデニア Gardenia jasminoides Ellis

これはまた立派なクチナシの実、オレンジ色。 クチナシの実からは染料がとれる。 繊維を染めるだけでなく、食品にも使う天然の着色料。 昔々、お正月のきんとんを黄色に染めるのに母が使っていたのをあいまいに記憶している。 私はやったことはないけれども…

グロッパ,くるくるらせん,Dancing Ladies Ginger

グロッパ、ショウガの仲間の花。くるくるらせん。 遠くから見た時の葉の形がショウガっぽいと思って、名札をみたら「グロッパ」ショウガ科だって。 熱帯の植物だから、たぶん、温室で育てたのを外に出してあったのだろう。 ダンシングレディスジンジャーとも…

冬の赤い実、ヒヨドリジョウゴ,鵯上戸,Solanum lyratum

ヒヨドリジョウゴ、ナス科のつる性植物。 こんな風に冬枯れの木立を歩いていて、思いがけずかわいい果実を見つけるとうれしくなる。 ぱっと目を引くため、赤い実は冬に多いのかな?と思ってしまう。でもよく考えるとイチゴやさくらんぼ、トマトなど、赤い実…

熱帯スイレン,睡蓮,Nymphaea

スイレンは夏の花のイメージだが、温室では長く見ることができる。熱帯性のスイレンは、なんだか作り物めいている。 ハスとスイレンの違いは、 ハスは花が水面より高く上がって咲き、散った後「ハチス」とも呼ばれる、種の入った果托(カタク)ができる。葉…

季節はずれのレンギョウとユキヤナギ

もうすっかり景色は冬枯れの寂しい色。 レンギョウも枯葉の茶色と細い枝ばかり・・・。 しかし、遠目にみてどうも黄色いものがパラパラとついている。 こんな時期に・・・まさか? 近寄ってみると、あらやっぱりレンギョウ(連翹)の花。 本当ならば、3月に春を呼…

モミジ,紅葉,MOMIJI

今日は雨でいけなかったけど、今週の紅葉(もみじ)、新宿御苑。 縮んで黒くなった葉が多くなり、もう紅葉(こうよう)の見納めか。 カエデだけでなく、サクラも、イチョウも、華麗に装ったと思えばさっぱりと脱ぎ捨てる。 上はキレイに色づいたハナノキ。(…

アンティークのカード入れ antique

これは昔、パリの蚤の市で発見した。 手帳カバー?カード挟み?のようなもの。 「ようなもの」というのは、元はなんだったのかわからないが、 べっ甲の固い表紙が両面についていて、二つ折りになっている。 表面は象嵌(ぞうがん)風に金の模様が入っていて…

カレンダーのバースデーケーキ birthday cake

うわー、かわいいバースデーケーキ! これ、カレンダーになってるの。 Decembre、12月の日にちはブルーベリーでできていて、誕生日のところは赤くなっている! うれしい♡ 最初、呼ばれてお部屋に入ったときは一瞬、遠目に碁盤のように見えたのだけど、 「そ…

ヴァンサンカン 25ans 1月号にも新作香水「紺白」が紹介されました

「25ans(ヴァンサンカン)」1月号にも新作香水「紺白」掲載 ヴァンサンカン(25ans)1月号、12月28日発売の320ページに、パルファンサトリのオードパルファン「紺白(コンシロ)」紹介記事が掲載されました! ~360度「感じイイ」のためのTIPS、"石鹸のよ…

エリカ、ヒース、Erica canaliculata,

エリカ、名前もかわいいツツジの仲間の花木。 これは、中央の蕊の濃い色が、ジャノメのように見えるからジャノメエリカという。 エリカは4月の花だと思っていたが、ここのエリカは晩秋から春先まで咲く。

リシェス RICHESSE NO.10 WINTER に 新作「紺白」が掲載!

「リシェス RICHESSE」NO.10 WINTER号に新作「紺白」掲載 リシェス(RICHESSE) NO.10 WINTER 12月28日発売の327ページに、パルファンサトリの新作、オードパルファン「紺白(コンシロ)」紹介記事が掲載されました!「Richesse Times」Japonismeの欄です。 …

ヤツデ,八つ手,Fatsia japonica,

ヤツデは大きな葉をもち、普段はあまり目立たない陰樹であるが、冬になると鞠(まり)のような花をつける。 つぼみの時は「キレイな花」というよりは、野菜のようなイメージで、私としてはカリフラワーを連想させる。 次第に咲いてくると、花びらよりも蕊(…

銀の桜のお香たてと香筒,携帯用 L'art "d'écouter l'encens

携帯用の銀のお香立(こうたて)と香筒のセット。 1-2年前だったと思うが、某有名デパートの美術展を見た後、同じフロアに和小物を扱ったお店があり、立ち寄ったところ見つけた。 「おお、なんとシャレたものだろう」と早速購入。 それからずっとしまったま…

紅葉 もみじ MOMIJI Rakugan

引出物(ひきでもの)の落雁(らくがん)、もみじの形。 母が小さな集まりでいただいてきたものなのだが、包み紙など捨ててしまったのでお店がどこかわからない。 細長い箱の中をあけると、大小さまざまな紅葉の落雁の間に、金平糖がすきまなく敷き詰められ…

スイセン 水仙 Narcisse, Narcissus

スイセン 水仙 Narcisse, Narcissus ペーパーホワイト。もうスイセンの咲く時期なんだもんなあ。 一年が早い。 花の姿を眺めると、つくづくと、この形の不思議にうたれる。 スイセンには、きれいに並んだ6枚の花びらの中央にリップがある。 これが、黄色かっ…

枇杷(ビワ)の花の香り Eriobotrya japonica

花の蕊(しべ) なんでもかんでも、こんな風に寄ってみたら、花はみんな同じになってしまいそうだが。蘂(しべ)が好き。 ひみつっぽくて。 そうとも限らないのだけれど、匂いは蕊にあるかのように想う。 だからつい、きれいな人のくちびるに惹かれるように…

チャの花と蕊(しべ) Camellia sinensis

白い蠟のような花びらに守られ、たくさんの蕊(しべ)が傅(かしず)く真ん中には、いつもお姫様がいる。 ヘディオンのような透明なグリーン。 さわやかな甘いリナロール。 新茶のみずみずしい香り。 シスージャスモンの苦味のあるグリーン。 花は君臨せず、…

ボケ 木瓜 Chaenomeles speciosa

木瓜(ボケ)はきれいな花だし、丈夫で長く咲く。 生け花の花材としても重宝なこの植物、ボケという音が悪いなあと思っていた。 もとは、木の瓜と書いてモケからなまってボケになったそうだ。 その漢名にはあまり注意を払っていなかったのだが、冬の日、ひと…

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