パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

・華道(お花に親しむ)

お花を長持ちさせる水切り

アトリエで、お花の水切り 夏の花の買い出し 今日は久しぶりにお花屋さんまで足を伸ばし、アトリエのお花を活け替えました。 和花や枝物が欲しかったのですが、時節柄か、お花屋さんで並んでいた種類はちょっと少な目。 迷いましたが、まずは心を明るくして…

紫のスイートピー(ジャコウレンリソウ)sweetpea

スイトピーはもはや春の花ではなくて冬の花なのか?いつもの六本木のお花屋さんに花選びに行ったところ、11月だというのにもうスイトピーが入っていてびっくりした。毎年、正月明けにスイトピーが並んでいるのをお花屋さんで見ると、気持ちが明るくなって…

今日のお花 菊と茄子 Halloween

ようやく、移転後の新しいアトリエにも慣れ、近くのお花屋さんとも徐々に顔なじみになった。六本木あたりでは、大きなバラの花束や、胡蝶蘭の鉢を気前よく買う人が多いようだ。 一方こちらは1本、2本と渋めの花を買う。はじめは気が引けたが、店主のおじさん…

秋明菊(シュウメイギク)Japanese anemone

秋明菊(シュウメイギク)は白がよい。 キク科ではなくキンポウゲ科の植物で、その姿は同じキンポウゲ科のアネモネやニリンソウなどを思わせる。 今日、10月8日の誕生花は「秋明菊」。シュウメイギクと口にすれば音も心地よい。 すっきりと伸びた細い首の上…

インタビュー「道(どう)」と香水② 華道 Flower arrangement_‘Kado‘

「道(どう)」と香水② 華道 Flower arrangement_‘Kado‘ 私は幼い頃から植物が好きで、学校から家までの帰り道、ポケット植物図鑑を片手に道草をするような子供でした。 母が自宅で華道教室をしていましたので、生徒さんに混ざって見よう見まねでお花を活け…

春の花のアレンジ 

アトリエのお花 桜の時期の、日曜日の新宿御苑はこみこみだから...。今日は、みんな休みのアトリエで一人、春の花を眺めながら仕事。 ムスカリ、パンジー、リューココリネ、チューリップ。もしゃもしゃ。 資料用の香料植物は別として、通常はアトリエには香…

母の華道② Ikebana international  昭和

前回の「母の華道①」からずいぶん経ってしまった。 つづきであるが、母はこうしたわけでいろいろと社交に忙しく、私は家にとりのこされたこととも多い。 そっと出ていく母の背中を廊下で見つけ、追いかけ、玄関をはさんで親子で扉を押したり引いたり。 つい…

母の華道① Ikebana international 昭和

この古い写真は昭和36年ころだと思われる。水盤には母の活けたアイリスの花。(ペコちゃんのような顔の私) 昔の女学校は、お茶お花、裁縫は授業の正科だったから、母はごく普通にいけばなはできたし、嫁ぎ先の姑(しうとめ)が華道の先生がったから、さらに…

華道伝授 誓いの証文  ikebana  1916年

シリーズの続きであるが、私の父方の祖母は華道教授であった。 いまからおよそ100年前、その祖母が華道の免許を受ける際、師に差し出した証文である。 「相伝の秘術については親子兄弟であっても他言しない。 もし誓いを破ったら天罰も、流派の祖の罰も受け…

華道 秘伝書 明治三十二年 Ikebana 1899

江戸、明治、大正と、つづいて書くと言いながら間があいてしまったが、そして引っ越しの際、茶箱(ちゃばこ)の中から古い風呂敷に包まれた書類一式が出て来たところへ戻る。 とりあえず華道関係の本だけを選んで時代別に並べてみたところ、前回の天保14年(1…

華道教本 天保十四年 Ikebana 1843

昨日からの続き そして引っ越しの際、茶箱の中から古い風呂敷に包まれた書類一式が出て来た。代々女系(にょけい)の家にようやく生まれた男子である父であるから、大澤家、近藤家、末永家など祖先の書きつけが集まったものらしい。黒田家へ養子に行ったり来…

ねこじゃらし エノコログサ(狗尾草)/Setaria viridis

ねこじゃらし、ありふれた雑草。 日記は毎日書くと威張ったとたんにお休みした。 今日は2つ書かねば。 そう思っているうちに夜になった。

いけばなの極意 Ikebana/ Japanese flower arangement

いけばなのプロは別として、こうして日常的に花を活けたりして楽しんでいるのに極意などなくて、ただもう、可愛いのきれいだの、そんな気持ちで活けているだけである。

日本水仙 房咲き 八重 ナルシス

私の花好きを知って、いつも自宅の庭の花を持ってきてくださる方がいる。この日は水仙の束をいただいた。 ウインドウと、ドレッサーの前に分けてさくっと活けてみる。とってもいいにおい。

まきひげ ぐるぐる らせん うずまき 春のブーケ

まきひげ、ぐるぐる、らせん、うずまき お豆のひげは、からむところがなかったら、どんどん伸びて自分に巻きついていく。

冬の沈丁花(じんちょうげ)

1月の沈丁花 沈丁花を活ける アトリエのアシスタント、L子ちゃんにお花を買いにいってもらったら、お花屋さんがおまけに沈丁花の一枝をつけてくれた。 もう沈丁花・・・?露地(外のこと)では3月の初めころに咲くのが普通なのに。 『温室かしら?』こんど…

和のお花、いけばな

完全と不完全では、不完全がいいというわけではない。完全がよいに決まっている。 ==== だから、努力もするし、よいものができる。 ただ、本当は完全なものなんて決して出来なくて、完全だと思ったところで成長が終わってしまう。 だから完全を目指すという…

イケバナL子ちゃん

アトリエの1階には、おおむね週一回、花を活ける。小さな場所だが、全部で5か所の飾るところがある。

海外でいけばな②IKEBANA

海外でいけばな。これはパリのお花屋さんに、前もって紅葉したもみじを用意してもらった。

外国で活け花

外国、、海外で活け花をするときに困るのは、やはり花材と器がないこと。

花を飾る、花を活ける

花を飾る、花を活ける。

今日のお花 りんどうと菊、シルバーキャット

今日のお花は白い竜胆(りんどう)、緑の菊、シルバーキャット。

今日のお花 菊と赤い実 Ikebana

今日のお花は、菊が3種類と白いりんどう、赤い実のカンボク。

菊の御紋 皇室の紋章である菊は、日本の秋の花の代表ともいえる。 鎌倉時代に、後鳥羽上皇が菊の花を天皇家家紋にされた。 しかし、その原産は中国。日本に入った当初は食用とされてきたものが、平安時代に鑑賞されるようになったそうだ。江戸時代には品種改…

活け花の極意

花は語り合うように 花を活けることは難しく考えることはなくて、どんなふうにいれたらきれいかな?とおもいながら、ただ長さを切って向きを決めているだけ。 花は生き物なので、毎日その姿を変えていく。たとえばユリのように下から順に咲いていく花は、枯れ…

花は語り合うように-1

週に一回、家にはお花の先生が来て、生徒さん(大人の人たち)が集まっていた。 生け花用の花を人数分そろえるのは母の役目であった。(お花屋さんに頼むだけ)。 小学生のころ、いつもお稽古をのぞいたりして、切り落とされた小さすぎる蕾や余分な葉や茎な…

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