2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
八重桜が終わると、入れ替わりにホオノキの花が咲く。 こどもの顔ほどもある、巨大な白い肉厚の花。 そしてちょうどゴールデンウィークのころは、 藤の花も、桐も、すずらんも、香りの花が一斉に咲き始めるのでとても忙しい。 大迫力の花からは、ボリューム…
「25ans(ヴァンサンカン)」6月号に取材記事掲載 月27日発売のヴァンサンカン6月号、12ページの特集記事「香りストBOOK」の233ページにパルファンサトリのスクール取材記事が掲載されています。 「香りストに朗報!通信教育で香りが学べる!」
こんな風に、青楓を載せる時期になった。 ウリのような匂いのするユリノキの花。ハニーとグリーンの香りの藤、熟れたイチゴとセージのようなハーバルな花、朴の木(マグノリア)、紫色をしたウッディアニマルな桐の花。もうすぐバラ。 ゆる散歩したいなあ。
春の木漏れ日が射す、若草の緑。明るいところ、影のところ、白の花に、紫と桃色を散らして。 ヴィーナスのまわりの、きれいなピンクの花はなに?人の手によって織られたかとみまごうタペストリー は、まるでボッティチェリの「プリマヴェーラ・春」。 あれ、…
明るい春の雑木林の下草に、青い花が群れている。 目に鮮やかなブルーがとてもきれい。 ラショウモンカズラ(羅生門蔓)なんて、ちょっと名前がハードな感じだ。 渡辺綱が羅生門で落とした鬼女の腕にみたてたというが...。発想がすごい飛躍してる。 でも、よ…
遠くからこの小低木を見たとき、何かがちょこんと葉っぱに乗っているのがぼんやりみえる。 「まさかアオガエルの大群?」 そう思って近づいてみたら、「そうか、ハナイカダだ。」いつも切り花で見ることが多いから、木の全貌を見ることがない。すべての葉に…
それはたいてい忙しくて、それどころじゃない時に限って急に読書がしたくなって、近所の紀伊国屋書店に走ったり、アマゾンで手あたり次第に買ってしまう。 そんな時はあっちこっちの本を読み齧(かじ)ったりして、行儀が悪い。わけが解らなくなったりするの…
みるみる新緑が濃くなっていく。 四月も下旬、ゴールデンウィークがもうすぐなんて! ユリの木はとても大きくて、 どのくらい大きいかは、人影と木の下のベンチの大きさを見ればわかる。 4月の初めのユリの木。 まだ萌え。
オドリコソウ,踊り子草,Lamium album L. var. barbatum ヒメオドリコソウより、大きくてふんわりした感じ。 シソ科。 確かに、青ジソのような葉。手で触れるとグリーンハーバルな刺激臭がする。 思春期頃に伊豆の踊子は読んだ。映画も見た。他にも2冊くらい…
ムレスズメという黄色い花。 一輪だけをみると、一見して豆の花とわかる。たとえば藤(ふじ)、萩(はぎ)、アカシアなんかもこんな形をしている。 黄色といえばエニシダとか? でも、花の付き方がちょっと違うし、何だろう?と調べたら、「ムレスズメ」だっ…
白く小振りの八重桜。花柄が短いので、枝にびっしりついて咲いているように見える。 この名前はその長く続く姿が虎の尾のようだから?それは定かではないようだ。 こちらは濃いピンクの関山(セキヤマ・カンザン)という八重桜。かわいらしいが、ぽってりと…
モッコウバラ(木香薔薇)は、棘(とげ)のないバラである。やさしくかわいらしい八重の黄色いモッコウバラ。 この時期住宅街を歩くと、フェンスやアーチなどにこぼれるように咲く姿を見ることがある。 白と黄色、一重と八重があり、白い花は香りがある。 モ…
ギョイコウの咲き初めは緑色で、葉と区別がつきにくく目立たない。 次第に緑の中に白い筋がはいって・・・いやむしろ白い花弁に緑が混ざっていると言った方が正しいのかもしれない。 中央は次第に赤みを帯び、満開の頃は白、緑、濃い紅色の変わった感じの花にな…
今日、たった今、この時間のこの角度の光。 明日の朝にもう一度ここに来ても、同じ像を瞳の奥に結ばない。24時間のうちに木の枝は成長し、葉は開き、陽の高さも、私も変わっていて、過ぎ去ってしまったものには二度と会えず、今日は永遠に来ない。それを知っ…
スルガダイニオイ(駿河台匂)はオオシマザクラの仲間で、特によい香りがする。 桜餅のような甘くパウダリーなクマリンの香りと、爽やかなローズの香り(βフェニルエチルアルコール)。淡いグリーン感や、ほんのりフルーティな要素もある。 新宿御苑では今が…
アトリエのお花 桜の時期の、日曜日の新宿御苑はこみこみだから...。今日は、みんな休みのアトリエで一人、春の花を眺めながら仕事。 ムスカリ、パンジー、リューココリネ、チューリップ。もしゃもしゃ。 資料用の香料植物は別として、通常はアトリエには香…
山吹の咲きたる野辺のつぼすみれこの春の雨に盛りなりけり 高田女王 万葉集
クリスマスローズとは言うけれど、クリスマスでも、ローズでもない。年明けから春まで長く咲き続けるキンポウゲ科の花。 明るい林の下草に、うつむき加減で群生する。「さくら」に目を奪われて見過ごしがちだけど、味わいのある花。 中学生の頃のこと、 お茶…
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。 方丈記 河の水の流れは絶える事がなく流れ続ける。しかしながら、そこにあるのはもとの水ではない。 無常感と普遍性は対…
高崎さんはオーラを撮れる人だと思う。 誰が撮っても、シャッターを押せば景色は同じはず、見えるように撮れるはず...。 しかし人は同じ光景を前にして、同じように見ているわけではない。 形ではなく、そのものが醸し出している雰囲気、情緒、オーラ。高崎…
濡れそぼつやまざくら 今日は雨 うなだれるやまざくら 雨の似合うさくら
この3月の大雪で倒れた桜の木。 チェンソーで解体し、どんどん片付けている中、「このままにしておいてください」という張り紙がしてある倒木があった。 残った枝先の桜がやがて咲いた。 そして雨。 遠くからも花びらが降ってくる。黒々と濡れた幹に白い花び…
ヒメオドリコソウなんて、名前は素敵だけど、そのへんの道端に咲いている小さな花。高さ10センチほどの、雑草と言ってもいい。 でも、よく見ればあんがい可愛い花だ。 姫、といっても、お姫様的というより、小さいという意味だろう。 踊り子草というのがあっ…
花散らしの雨がうらめしい。本当にひどい降りだ。 雨の中、散る桜を見に行こうかな・・・と思ったりしたけれど、スマホから豪雨警報もなるし、おとなしくアトリエで仕事をしていることにした。 よって今日は、少し前だけどコブシの写真を載せてみた。コブシ…
こっちのほうが匂いが強い。 グリーンフローラルで、ヘディオンのにおい。 名札がなかったので、今一つはっきりしないけど、シナミズキじゃないかと思う。日当たりがよく、早くから満開である。 こっちはトサミズキという名札がついている。 遠目で見ると花…
ヒマラヤヒザクラ(喜馬拉緋桜)は、まだ日本ではとても珍しい種類だそうだ。中国南部からネパールにかけて分布している。 カンヒザクラによく似た釣鐘状の濃いピンクの花。カンヒザクラのほうは最近日本でも栽培箇所が増えてきているらしい。 ソメイヨシノ…
うわー、やっぱりヤマザクラは最高だわ~! ごてごてしていなくて、その風情に気品がある。 とか言ってる私も、ヤマザクラの美しさをわかったのは大人になってから。子供のころはやっぱりピンクの八重桜のフリフリが好きだったし、ソメイヨシノが一斉に咲く…