2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧
をとめらのかざしのために、
日本のさくらは、特別である。
藍亭(らんてい)である。
オークモス・パチュリを中心にしたシプレーの骨格に、桃(γ-undecalactone)のニュアンスを加え、パウダリーノートとローズジャスミンのフローラルで柔らかく女性的にまとめた、ゲランの傑作。
☆ 香水名 (オー・デ・コロン)インペリアル (Impériale) ☆ 発売年 1860 ☆ 香調 トップノート ベルガモット・ネロリ・レモン・オレンジ・バーベナ ミドルノート ラベンダー ラストノート トンカ・セダーウッド ☆ パフューマー フランソワ・パスカル・ゲラン…
表参道Ao<アオ>グランドオープン前日の3月25日。
夕方5時45分に、元アシスタントのR子ちゃんから、「突然ですが、今夜サントリーホールのコンサートに行きません?」とメールが来た。「いくいく!」
設立 1860年 創立者フランソワ・パスカル・ゲランは、フランス北部、ピューター器の製造業の家に生まれました。
さて、前回ご説明したように 「調香」は、アコードという作業を繰り返して、小さなイメージのパーツを組み立てて、最終的に30本とか、50本とかの香料を1本に仕上げて、完成のイメージを作っていきます。通常、調香師が使う単品香料というのは、単独ではよい…
香水を作るための調香、「アコード(accord)」についてお話します。 「アコードをとる」とは、2つ以上の香料を組み合わせて、新しい調和のとれた香りを生み出すことです。 つりあいのとれた美しい香りは、「アコードがとれている」と言います。これを数百回…
一般的にバラの天然香料というと、ダマスクローズ(ローズエッセンス)とローズ・センティフォリア(ローズアブソリュード)の2品種があります。
バラの香りを再現するために、単品香料を合せて再構成したものがバラの調合香料です。
バラの香りは、「バラ」という一つの香りでできているわけではありません。
マルセイユまで‐5 香料を求めて 事前にそれらの会社のリストをもらっていたので、彼がその中からいくつかアポをとってくれているはずだが。 ようやく、ママ(彼の)に会って車の使用許可を頂き、キーをもらうと、おもむろに彼は公衆電話へ向かう。 なんと!今…
パルファンサトリ アンティーク香水コレクション 東京の中心にひっそりと佇む、香水を愛するすべての人たちの隠れ処 アンティークの香水瓶に囲まれたその暖かくノスタルジックな空間は、香水をもっと知りたい人 、自分の香りを見つけたい人、そんな香水に興…
「じゃあ、行きましょうか」と彼はレンタカーを借りに行った。 『え???これから車を借りるの?香料会社のアポは何時???』(かなり不安。)いろいろ問題があり、結局、彼はレンタカーのカウンターで借りられず、彼の実家へ行ってお母さんの車を借りるこ…
のんびりした人だったけれど。 11時、ホームに迎えに来てくれた彼は、以前より少し小さく見えた。 昔の貿易港として栄えたマルセイユは、今はあまり豊かな町ではないそうだ。無職の彼は、一日インターネットカフェで仕事を探したり、調べ物をしているという…
マルセイユまで-2 この日、私はアシスタントのR子ちゃんと、マルセイユの知人を訪ねていった。 南仏は香料の産地である。 グラースは良質な天然香料の産地として特に有名だが、彼が香水瓶の大きな問屋や香料会社を調べてくれて、その近辺にもいくつかあると…
「TGV(フランス鉄道)の中で、僕たちは親しくなった。 彼女は画学生だった。互いに名を告げることなく、会話が弾み、やがて彼女は降りていった。去り際に僕の手首に香水をひと吹きし、ジタン(Gitanes)煙草を5本渡して。車中から流れゆく景色を眺めながら、…
11区にあるという情報だけを頼りに、探しものをした。2002年のことである。
今日は約束のない自由な休日。とりあえず家で過ごそうかな、そんな日は、さあ、あなたの部屋を見回して。 大切なプライベートな場所に、目ざわりなものはない?しかたなく飾ってあるおみやげの人形。どこかでもらった名入りのタオル、安売りショップで買った…
お花屋さんに勤めている友達のバスタイムは、この職業ならではの贅沢なもの。 バラのアレンジをたくさん作る日には、作業中、花首が折れたりしてロスがでる。それをどっさりもらってきて、バスタブに浮かべるのだそうだ。 大小さまざまなバラの中につかって…
24歳のその娘は、普段くたびれたジャージを着ているし、ブランドのバックなんか持ち歩かないのでそうは見えないが・・・ 粋な生活をしている。