タバスコは赤いもの、そう思っていたら、ウチのM子さんが
「さとりさん、こんなものがあるんですよ~」
とスパイシー醤油、タバスコソイソースなるものを持ってきてくれた。
「何にでも合いますよ♪」
ということだったが、やはりステーキなんか合うのかな・・・。
しかしこの日は和食。
ためしに冷ややっこにかけてみた。
そうめんにもいれてみる。
ふーん、覚悟していたほど辛くない。
ちょっと薄まってしまったのか?
しかし、全体の味が引き締まる感じもする。
この日はまだ使い方は慎重だ。
翌日はローストビーフにかけてみた。
まっとうにうまい。
やはり予想より辛くないので、野菜にもこれにも、とだんだん大胆にかけるにつれて、タバスコが舌に蓄積したか痛くなってきた。
それに暑い。
ふうふう額に汗が出てきた。
夏の間冷たいものばかり食べていたので、汗をかきながら食事するって久しぶりに愉快な感じ。
またいろいろな食材に試したいものだ。
五味というのは、甘味、酸味、苦味、塩辛い、辛(から)味の五つの味。
今はここに「旨味」が入るとされている。
辛(から)い、というのは塩辛い(しょっぱい)とは違う、スパイシーな味。
五味のうちのひとつとされるが、本当は味ではなく、ピリピリとする痛みによる刺激で、むしろ触角に近い。
タバスコもほどほどであれば、胃や舌の感覚を適度に刺激するのだろうが、大量に入れてしまっては麻痺して他の素材の味を消してしまう。
最近はごってりとかける人もいるようだが、どこかが少し病んでいるのではと心配だ。
タバスコと言えばピザやパスタなど、イタリアンのイメージだ。
(イタリアではそうでもないようだが)
醤油とのコラボは、意外性があって面白いようでもあるが、蕎麦やうどんに一味とうがらしをかけたりするから、和食と辛さの相性は、不思議ではないのかもしれない。
手前は、出張先のホテルのルームサービスについてきたチビタバスコ。
可愛いからつい持ってきた。