パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ガレット・ドゥ・ポンム Galette de Pommes

お隣のよしみということで、毎年、服部先生からこのガレット・ドゥ・ポム(galette de pommes)をいただいた。 今年もリンゴの季節になったのか・・・秋も深まったなあという気分になる。

キノコ

雨のあと、何もなかった草はらにニョキニョキと生える小さなキノコ。 一日で出現するなんて、不思議。 そして、こんな日当たりのよい場所ではまた1日くらいで消えてしまうだろうキノコ。 どこからかやってきて邪魔にもならずいつの間にかいなくなる。でも、…

Christophe Laudamiel × AZUL by moussy

10月25日、南青山 "IDOL"にてChristophe Laudamiel(クリストフ・ラウダミエル) が調香した、"AZUL by moussy" のブランドセント "in the spotlight" のローンチパーティーが開催されました。 オードトワレ、ロールオンパフューム、練り香、キャンドルなど…

スクールイベント ゆる散歩 秋バラを見に行く会

スクールイベント ゆる散歩 秋バラを見に行く会 週3回から少なくとも1回、私は新宿御苑を散策しています。 時期によって目的の花があることもありますし、ぶらぶらしていて偶然何か見つけることもあります。それによって、季節の花が今どこで咲いているか、…

ノコンギク Aster microcephalus var. ovatus

「民さんは野菊のような人だ」 「野菊の墓」(伊藤左千夫)の中で政夫が言う有名なセリフである。 ノコンギクがそれと定かではないが、野にも山にも咲くありふれた小さな花は、派手ではないがどことなく品がある。薄紫の一重のこのノコンギクの姿が、素朴で…

バッグの中身

毎日持って歩くハンドバッグがあんまり重いから、いったい何のせいなのか量ってみた。 カギ 84g サイフ 346g 手帳 258g ケータイ 121g 名刺入れ 42g メガネとケース 80g ペン 28g 口紅 22g ティッシュ・ハンカチ・手袋 70g こまごました物の入った…

パパイヤ papaya

温室のパパイヤが豊作だ。実際にパパイヤの実の生(な)り方を間近で見るのはこの時が初めて。 花も満開だ。 果実の集団の上のほうを見ると、ちいさな黄色い花が幹にはりつくように固まって咲いている。つまり、下から上へと実がついていくようである。 下の…

フジバカマ 藤袴 thoroughworts

今日、新宿御苑の温室でフジバカマの鉢植えを見た。 入口の所に2-3の絶滅危惧種の植物と一緒に置いてあったのだ。 「ああ、フジバカマだ・・・」 足早に通り過ぎようと通った時に、思わぬ甘い香りが漂っているのでびっくりした。 思わず近づいて香りを吸…

セイタカアワダチソウ Solidago altissima

セイタカアワダチソウとアキノキリンソウ、どっちがどっちか名前をいつも間違えてしまう。この、頭頂部あたりに花の房が放射状にたくさんついているのがセイタカアワダチソウと思われる。 背が高くなって花が小さな粒の粟(あわ)のようだから?それとも泡の…

ニュアージュローズ Nuage Rose  ボトルリニューアル

ニュアージュローズ☆2013年10月25日、パルファンサトリ プレミアムコレクションのホワイトラインとして、香りはそのままに、内側から白い光を放つようなフロストボトルで登場! 香りのイメージ 南仏コートダジュールの夜明けや夕暮れどき、空のキャンバスい…

ホトトギス 杜鵑草 Tricyrtis hirta

この3年間で一番きれいに撮れたホトトギス。 天気の良い日の日当たりは光が強すぎてきれいに撮れないけど、木陰はかえっていいみたい。 こういう不思議な形の花を見ると、つくづくと自然の妙味を感じてしまう。またこの名前の付け方がいいなあ。 「橘の香を…

萩の上露(はぎのうはつゆ) 源氏物語第四十帖 The Tale of Genji

台風のせいでもうとっくに散ってしまっただろう萩(ハギ)の花。 七草にも読まれている萩はピンクの優しい秋の花である。 萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花 マメ科の花らしく、一輪をよくみれば藤(フジ)やエニシダの花とよ…

広尾の庚申塔(こうしんとう)

人は罪深いものであって、悪いことをしない人というのはいない。しかし罪悪感というのがあるので、悪事をした後はみな悔いたり怖れたりしながら生きていたのだろう。 この庚申伝説、自分の悪事を夜中に報告する虫が体内にいるという発想には、どことなくおか…

赤い蝋燭と人魚 The Mermaid and the Red Candles

和蝋燭(ろうそく)は、洋ろうそくに比べてすすが少なく長時間持つという。 櫨(はぜ)の木の実から採れる蝋(ろう)で作られる。櫨(はぜ)はウルシ科の植物で、古くは暖かい西日本で栽培され全国に出荷された。 蝋は漆(うるし)の実からもとれるが、櫨のほ…

Les Amis de Langue Francais

Assemblee Generale Le Presidente et les membres du comite des ALF vous invitent toutes,nouvelles et anciennes ,a assister a l'assemblee Generale qui aura lieu le mercredi 9 Oct,2013 a la residence de France. Grace a l'amabilite de Son Exce…

寒露(かんろ)二十四節気 Hanlu,Kanro

二十四節気の第17、秋分から数えて15日。 「露(つゆ)が冷気となって凍りそうになるころ」という日なので本来は寒いはずなのだが、今日のこの暖かい陽気はどうしたものか。 寒さが凝(こ)って赤く宿った去年のカラスウリ。 ことしはまだ、青い。 いずれゆく…

キキョウ 桔梗 Platycodon grandiflorus

萩(はぎ)の花 尾花(おばな) 葛花(くずばな) 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴(ふじばかま) 朝貌の花 (万葉集・巻八 1538) 青い五弁の星の花。 七草の朝貌(あさがお)は桔梗を指すという。 いまにもはじけそうに膨らんだキキョ…

メルボルンとタスマニア Melbourne

今日、オーストラリアのお客様が訪ねて見えた。 メルボルンから日本へワーキングビザできたという。 オーストラリアにいるときに、香水専門のSNS「ベースノート(Basenote )」に載っているパルファンサトリの記事を読み、興味を持ってHPを見たのだそうだ。 …

ミズヒキ Persicaria filiformis

ミズヒキという。細い線のような茎に、数ミリ卵型の赤い蕾が点々とつく。 日陰に咲く地味な花なのでつい見過ごして、花を開くのをじっくり見たことがなかったが暗い中にちょうど陽がさして鮮やかに目を引いたので気が付いた。 「あかまんま」という植物をま…

クロアゲハと彼岸花 / Papilio protenor

秋の日差しは音も無く静かに射す 春の騒がしさ、夏のまばゆさ、冬の温かさとも違う透明でしんみりとした光である うすくらい木蔭にまだらに落ちちらちらと揺れる それは蝶の羽ばたきにも似て 影を一層くろく闇にする

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