2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ナツメグ nutmeg ムスカデ Muscadier スパイスのナツメグは香料素材としても使われる。 ミドルからラストにかけて、芯の太いスパイスらしいスパイス。ゴムっぽいウッディー感がある。 茶色のイメージ、ユゲノールがメイン成分で、ペッパーの要素もある。オリ…
ドムベア・ウォリッキイ。ピンクの花房が下垂して咲く。 きれいな花なのに、あまり目を引くことがなかった。それに耳慣れない名前。 花の少ない時期、寒さを避けて温室に入ると、普段気が付かないような花も改めて認識する。もうもうとした湿度と暖かさで、…
気がつけばもう1週間、 16日は裏千家の「初釜式」であった。前のお席には安部総理もおいでになられた。 今年も大宗匠のお顔を拝見しご健勝のご様子に安堵する。 初けずりのお茶杓は毎年干支にちなんで銘をつけられる。 今年は午年(うまどし)。うすれゆく記…
年が明けたと思ったらもうすぐ節分。日々の速さに驚いてしまう。15日は遠州流、16日は裏千家と、 先週はお家元の初釜が続き慌ただしく過ぎてしまった。 毎年、お祝い膳を頂いた後、干支の入った板と口取りの器を持ち帰る。十二支も3順目、板も器も一つづつ増…
カンツバキ、椿とサザンカの交雑種。サザンカと椿の間の時期に咲く。 品のある椿に対して、カンツバキは雑種らしく庶民的。 匂いあり。
ふわふわのガマ(蒲)の綿毛。 人気(ひとけ)のない池のほとりに立ちガマを眺めている。氷は縁(ふち)から張ってくる。水面には固い光がキラキラと反射しているが、ガマの足元は半ば凍りつき、影が青く落ちている。 風が冷たい、冷たい朝。 白い綿はちぎれ…
蝋(ろう)の花、蝋梅(ろうばい)。花の少ない時期に、明るい黄色が生命力を感じさせる。 蝋梅の様子が見たくて来た、1月の寒い朝。冬の荒涼とした景色の中を歩いていると、遠目に蝋梅の木が寒そうに枝を揺らしている。 枯れたように見える灰褐色の枝には、…
暖かい温室のもうもうとした湿気の中で、一輪、二輪とムニンタツナミソウが咲きはじめた。 小笠原諸島には貴重な植物がたくさんあるそうだ。 この白い花は父島と兄島の固有種で、絶滅危惧種に登録されているムニンタツナミソウ(無人立浪草)。その昔、小笠原…
昨日からの続きである。 カンヌの小さくて種が入ったままのオリーブはすごく味が濃い。味が濃いのにしょっぱくはない。 若いころはオリーブは嫌いで、ピザに乗っていたらひとつづつつまんでよけたりしていた。なぜならば丸くて穴があいて黒いから。なんとな…
これは生のオリーブ、小豆島に行ったM子さんにもらった。可愛い。でもこのままでは渋くて食べられないそうだ。 あく抜きをするのは時間と手間がかかり、家庭では難しいらしい。 見ていたらオリーブがむしょうに食べたくなってしまった。 オリーブ大好き。 …
香水ソムリエ® コラージュ体験講座 1月25日(土)13:00~ 「香水ソムリエ®体験講座」を開催します。 日時:2014年1月25日(土)13:00PM~(90分程度)場所:パルファンサトリ・11階アトリエ費用:3500円(税込) 4月スタートの香水ソムリエを受講される方は…
いつも1階のサロンで抹茶をいただいているので、たまには11階のアトリエでもお薄(うす)を立てましょうということになった。 「このたびは~ 私が点(た)てます~ 」お茶を習っていたH子嬢が点(た)ててくれることになった。 家からおかあさまが造ったとい…
バイトのT君が卒業し、企業に就職してから男手がなくてちょっと困っている。 年末からアトリエの模様替えをしているので、正月というのに中は散らかり放題。家具を入れ替えるので、どうしても体力のある若い衆が必要だと思っていたのでT君に声をかけてみた。…
「海べの恋」 佐藤春夫 こぼれ松葉をかきあつめ をとめのごとき君なりき、 こぼれ松葉に火をはなち わらべのごときわれなりき。 小学6年生の頃、詩を書いたり観賞する詩集クラブというのを作っていた。 小学校当時、この詩は初恋のような淡い気持ちを歌った…
銀厚朴(ギンコウボク/Michelia ×alba )はモクレン科オガタマノキ属の常緑高木で、ホワイトシャンパカとか、白玉蘭(ハクギョクラン)の別名もある。 エキゾチックな香りのこの花から得た香料はマグノリアオイルとよばれる。 泰山木(タイサンボク)やコブ…
謹んで新年のお慶びを申し上げます。 2014年 元旦 パルファンサトリ大沢さとり