これは、2011年の大震災によって流された家屋などの流木を材料として作られたヴァイオリンである。
代々木のパルファンサトリのアトリエの前に、日本ヴァイオリンさんの工房とミニコンサートホールがある。
ご縁があってときどきコンサートや展示を拝見しているのだが、今回は「千の音色でつなぐ絆」というヴァイオリンプロジェクトの一環として、このヴァイオリンを展示しているとのお知らせをいただいた。
もう、展示は明日までだということなので、文を考える時間もなく、早々に紹介させて戴くことにした。
下は、ご案内の冒頭から引用。
「このプロジェクトは、先の震災に心を痛めたヴァイオリン・ドクター中澤宗幸が実際に被災地を訪れ、震災によって壊れた家屋や流された流木などの木材でヴァイオリンを製作、それに賛同する仲間たちがこのプロジェクトをお実施するためのソk式「命をつなぐ木魂(こだま)の会」を作り、その楽器の演奏を通して被災された方を励まし、。亡くなられた方に鎮魂の祈りをささげ、この震災で起きたことを風化させずに不幸が終わるまで全国の人々が支援をし続けることを目的としています。・・・」
活動は、このヴァイオリンを手から手へ、1000人のヴァイオリニストたちによってリレー演奏をすることを目標としている。
2台のヴァイオリンと、ヴィオラ、チェロがそれぞれ1台づつ造られたそうである。
詳しい情報はこちら
ヴァイオリンプロジェクト「千の音色でつなぐ絆」 http://sennoneiro.com/
展示は明日2012年9月24日まで
(株)日本ヴァイオリン 本店:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-29-7 ドルミ御苑501 TEL 03-3352-702