2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧
毎朝、起きるとき外はまだ暗い。ほんのしばらくして、すぐ裏の教会の鐘の音が鳴る。
私がお世話になっている香料会社のPCWは、規模はそんなに大きくないが、とてもいい会社だ。工場の社員をのぞく、事務方のスタッフは全部で十数人。フランスでは珍しく?みんなすごく働く。
サンポールといっても洗剤じゃない。今日は予定通り、カンヌからニースに行く道をちょっとそれた山の中にある歴史的な村、サンポール・ド・バンスへ行ってきた。
観光案内を出て、途中、ソフトクリームを立ち食い。もー、ひとりだから好きなようにほっつき歩けてたまらない。
週2日も休みがあるなんて! だって、今日一日ゴロゴロしてても、もう一日休めるんだよ?日本じゃ土日もなしのことが多いから、うれしくてたまらない。昨日はドクターと遅くまでしゃべっていたので、おもいきり寝坊した。
今日は夕食をご招待するつもりが、(お店は私が選んだのだが)逆に招待されてしまった。
「ほおー、さながらシンデレラ城といったところですかね?」「フッ。0時を過ぎると、車はカボチャに、おまえもネズミに変わっちゃうんだよ。」「エ゛?煙とともにサトリ様も、おばあさんになってしまうとか?」「それは浦島太郎だろうが」
今日はグラースにある香水博物館に行った。リニューアルオープンしたばかり。
南仏に来てからあっという間にもう10日たってしまった。ブログをみると遊んでばっかりいるようだが、毎日ちゃんと仕事もしている。机の上に少しづつ成果物が増えてきた。
まさか異国で自分がホームパーティを開くとは思わなかった。先日のご招待のお礼に、アパートに社長一家をお招きすることになった。まあ、向こうも期待していないだろうから、とりあえずベストを尽くすということで。なきゃないなりにあるものでやればいいの…
ここはカンヌで一番の牡蠣の店。「BRUN」安くておいしいところだ。おすすめはフレッシュオイスターのほかにフィッシュスープ。
グラースでお世話になっている会社の社長宅はやはりカンヌにある、素晴らしいロケーションだ。今夜はディナーに呼ばれるので、午後になっておみやげのワインを買いに街に行った。
カンヌから車で20分ほど、香料の町グラースのオフィスは、緑に囲まれたのどかなところ。9月のさわやかな風が心地よい。
遠くから建物を見た時はまるで、「お姫様が囚われている塔のあるお城」のようだ、と思ったもんだが、実際、丘の上にあって、さらに4階まで階段で上がるのは大変な労働だ。
街の色が違う。 空間というのは、からっぽではなくて光の粒子の集まりなのだと感じる。
この時期は天気が良くて、と書いた途端に大雨に。滝のような雨が、昼夜をわかたず二日間降り続いている
9月のカンヌは、毎日よい天気で涼しく、とても良い時期だ。
コートダジュール、カンヌの海の見える家から
「おや、ここはサンドイッチとコーヒーだけだったかね?buffet(ビュッフェ)じゃなかったかい?」「さとりさま、あれはJAL(ジャル)のラウンジでこざいますよ」
「さとり様、お支度はよろしゅうございますか」「そうね、きりがないからね、もうやっておくれ。ちょっと遠くてご苦労だけど、お願いしますよ」「へーい」
9月3日に載せた巨大バナナがついに黄色くなった。みんなでいつ開けようか楽しみにしていたのだ。
昔、庭のある家に住んでいた頃、デュランタの花を白い丸テーブルの上に置いていた。高さ30センチくらいの鉢植えだ。紫の小さい花が房になって垂れ下がるように咲く。
食事の最後、デザートのあとでもうひとつ、いつも小さな焼き菓子が出てくる。
これはフランスから来たカカオのアブソリュード。天然香料の素材の一つ。
まだ、製品になる前のチョコレートたち。
初めてミュシャの絵を見たのは、すごーく昔、16歳の時だ。ロンドンの街角を歩いているときに、ポスター屋さんに飾ってあるのを見て一目で惹かれてしまった。
花びらが載っているのはバラの香りのチョコレート。初めはカカオの香りが主体で、口の中で溶けるにつれて、バラの香りが広がってくる。甘酸っぱいライチがローズと合わさったと思うとふっと抜けていく。
これって可愛くない?↑
びっくりした。笑えた。どーなったらこうなっちゃうのかと。
空気が冷たく乾燥してくると、重たい香りもきれいに匂い立つようになる。秋から冬にかけては香水を楽しむのによい時期だ。