パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

休日はワインを買って 南仏便り9

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グラースでお世話になっている会社の社長宅はやはりカンヌにある、素晴らしいロケーションだ。今夜はディナーに呼ばれるので、午後になっておみやげのワインを買いに街に行った。 

 

 

 

 

まあ、適当に歩いていればどっかあるだろうと思って15分、
なんとなく惹かれるワイン屋さんがあったのでフラフラと中へ。

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なかなかいかした店員さんが「ボンジュールマダム」と話しかけてくる。
『ちょっとリチャードギアに似てるじゃん。』

「食前に軽く飲むロゼなら、料理の計画を妨げず、さりげない感じでいいかしら?」と考え、
アペリティフワインの中から彼のお勧めを聞く。
いくつか提案してもらい、試飲して判断することに。

 

奥にはちょっと腰掛けられるバーカウンターがある。
ワインクーラーからまず1本目。口に含むと、軽いフルーティな香りが上がってきていい感じ。
やや甘く、意外としっかりとして飲みごたえあり。
1本目で気に入ったのだけど、もう一本試させてもらう。
(ほんとはもう少し飲みたかったんだよね)

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こちらも軽くて悪くないけどやや物足りない。で、最初のを包んでもらってお店を後にする。
(フランスじゃまったく、ワインの値段と味が釣り合わない。
おいしすぎ。あ、日本が釣り合ってないのか)

 

フランスの人にワインをギフトするというのは、私のセンスをテストしてくださいというようなものだ。
ま、ひとつ挑戦ということで。

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いったん部屋に戻って撮影↑

 

無事食卓に並んだワイン。↓やれやれ

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「さとり様、ワインテストは合格したようでようござんしたねぇ。」
「おだまり、お前は飲むんじゃないよ。乗るなら飲むなだからね」

 

 

 

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