パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

絵画と香り

鏑木清方(かぶらききよかた)と、Le Parfum de GILOT

美人画展 毎年8月には、近くのホテルで絵の展覧会を開催しているので、一人で出かけるのが常である。今年は鏑木清方(かぶらききよかた)と上村松園(うえむらしょうえん)を中心に集めた美人画展であった。 鏑木清方は美人画で有名な日本画家であるが、そ…

「ルノワールの家美術館」Cagnes-sur-Mer

南仏カーニュ・シュル・メール(Cagnes-sur-Mer)の丘の上、「ルノワール(Renoir)の家美術館」に行く。少女趣味的独善による私的な見解を述べてみたい。特徴的なくちびる、やや扁平な丸い顔、豊かな腰。なぜ後半のルノアールの作品のモデルの顔が似ている…

シャガール美術館 ニース⑤ Musée national Marc Chagall

ニースのちょっと坂を上がったところにあるマークシャガール美術館。 たまたま通りかかって入ってみることにした。 お庭の中にあるこざっぱりとした建物。 素晴らしい作品の一部がこのサイトで紹介されている。シャガール美術館オフィシャルサイト, 光を取り…

オーラを撮る 高崎勉 Tsutomu Takasaki

高崎さんはオーラを撮れる人だと思う。 誰が撮っても、シャッターを押せば景色は同じはず、見えるように撮れるはず...。 しかし人は同じ光景を前にして、同じように見ているわけではない。 形ではなく、そのものが醸し出している雰囲気、情緒、オーラ。高崎…

「infinity」 MIDORI YAMADA

どこか懐かしくてとても新しい、この素敵なデザインに魅せられて。 この絵を描いたMIDORIさんご本人もとてもキレイな方だが、色使いの美しさには目を奪われる。 昨年だっただろうか、アトリエで初めて拝見した時に、彼女の絵にいっぺんに虜になってし…

Life 高崎勉 写真展 2011年12月7日(水)〜18日(日)

「Life 高崎勉写真展」が来週水曜日からギャラリーヴィグロワで開催される。 いつも、高崎さんの写真には魅了されてしまう。変な言い方だが、魂を奪われるっていうのかな・・・ような感じがする。 この方の作品をみると、「写真って、人が撮るのであって…

高崎 勉 Breath.展

フォトグラファー高崎勉さんの個展「Breath.展」、今日から。

吉岡耕二 個展 MIDNIGHT JAZZ Koji Yoshioka

吉岡耕二さんの個展、「MIDNIGHT JAZZ KOJI YOSHIOKA」が、銀座桜の木ギャラリーで開催され、そのオープニングパーティーに行ってきた。

アトリエの窓から

アトリエの窓から 小泉淳作 講談社 1998年 小泉淳作氏は、創るということに対して非常に厳しい人だ。そして、この「アトリエの窓から」は、真摯な人間に対しては、優しい本かもしれない。 プロになる厳しさや、若い頃の逡巡、商業アートと芸術の違いなど…

PHOTO-GRAPHERS FILE 2010

PHOTOGRAPHER 高崎勉さん フォトグラファー、高崎勉さんの写真には、特別な空気が流れている。 ある日、たまたま手にしたあるジュエリーブランドのカタログ。そこに写っていたのは、それまで見てきた宝飾写真とは違う印象のものだった。 私はその写真に少し…

ブランブリーヘッジ Branbly Hedge のばらの村のものがたり

そういえば!十年以上見ていなかったのに、すらすらとブランブリーヘッジという名前が出てきた。

明治通り、銀杏並木を描く

夜半の雨が街を洗い流し、朝の日差しが銀杏並木をまばゆいように照らしている。

吉岡 耕二 色彩の旅 東急Bunkamuraギャラリー

吉岡耕二さんの東急文化村での個展は10回目になる。 彼の絵画は色遣いが大変美しい。 アトリエでは、壁のぐるりに描きかけのキャンバスが幾重にも立てかけてあり、高い天井、ほの暗い部屋に花が咲いているかのように色彩があふれている。アトリエ、制作現…

香水の絵本 Louise de Vilmorin ルイズドビルモラン

グラースの香水博物館に行った時、ミュージアムショップで可愛い絵葉書を見つけた。ポエムがそのまま花の絵をかたどっている。どこかで見たような・・・?日本に帰ってきてから、洋書の本棚を探してみた。

アルフォンス・ミュシャ ALPHONSE MUCHA

初めてミュシャの絵を見たのは、すごーく昔、16歳の時だ。ロンドンの街角を歩いているときに、ポスター屋さんに飾ってあるのを見て一目で惹かれてしまった。

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