カンヌから車で20分ほど、香料の町グラースのオフィスは、緑に囲まれたのどかなところ。
9月のさわやかな風が心地よい。
今週からグラースの羊ちゃんたちに再会。
朝と夕に、からからという音をたてて前を通って行く。
1ヶ月弱の間、毎朝カンヌから通い、新しい香りの開発と、現在進行中の仕事を打ち合わせる。
ラボは広くとても快適だ。スタッフもみな活き活きと楽しそうで、人生を楽しんでいるように見える。
ここは調香師にとってさながら楽園。
なにより、あたりまえの食べ物がおいしくて、やっぱりそれって大切なこと。
フランスに来るたびに思う。経済が悪いといっても豊穣の国だということを。