最近では、「サンタクロースがいる」って何歳くらいまで信じているのかな?
たいてい、友達の中に
「あのね、サンタクロースなんていないんだよ」
と訳知り顔で言いだす子がいたりして、聞いた子は不安になってまた親に尋ねる。
昔、私の年の離れたいとこも、ちょうどその年頃になり、クリスマスの時期に叔母にたずねていたのを覚えている。
「誰ちゃんが、本当はサンタクロースなんていないって言っていた」
「そういう子にはサンタクロースが来ないから、いないってことにしているんだよ。だって自分だけ来なかったら淋しいでしょ」
今年もたくさんの家庭で、そんな会話がやりとりされたであろう。
私はどうだったのか・・・、よく覚えていないけれども、多くの子供たちと同じように、いつしか「サンタはいない」と信じてしまったのだろう。
このところ家やら会社やら整理したり捨てたりしているうちに、「サンタクロースっているのでしょうか?」という本をまた見つけた。
8歳のヴァージニアから来た「サンタクロースっているのでしょうか?」という問いかけの手紙に、ニューヨークサン紙の論説委員フランシスチャーチが1897年の社説として乗せたものの翻訳である。
翻訳の一節に、ある。
「・・・子どもらしい心、詩、ロマンスがあるからこそ、この世のつらいこともがまんできる。」
「愛、思いやり、ひたむきな心というものがあるように、サンタクロースもいるのだ。」
まだ若い大人の頃、人に勧められて読んだときは、「いい話だなあ・・・」という程度であったが、この年になってみると、本当にその通りだとしみじみ思う。
なんか、泣いちゃったよ。。。
(「大人」と一言でいっても、若い大人とか年取った大人とかいろいろな段階があるのである。)
絵に描いてあるような姿をしているかどうかはわからないけれど、サンタクロースのような存在は、確かにいるのである。
なぜなら、夢を信じて努力していれば、いつも必ずそっとプレゼント(・・・それは形のない贈りものだったりするが)がおいてあるのを実際に体験してきているから。(12月24日とは限らないけどね)
そして、、、片づけものの途中でいつも脱線してしまう私が、もしこのまま寝てしまっても、たくさんの小人さんたちが夜中じゅう働いてくれて、、、明日の朝、目覚めるとピカピカになったお部屋があったりする・・・、なんてことがあったらいいなあ。
もうひとつ、同じころ教えてもらった話、「サンタは24日の晩に、世界中で20億の家庭を廻らなければならないので、一家庭につき2万分の1秒しかいられなくて、光速に近い速さなので人には見えないのだ」 って!
すてきな本がいろいろある。
子供たちにたずねられたら、こんな風に答えてあげたいと思う。