パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

春色のカバーで本を読む  booklover

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日曜日、待ち合わせまで時間があったので、恵比寿のアトレで文庫本を買った。
 
 
 
レジで、「カバーおかけしますか?」と尋ねられたのでお願いすると、「何色にされますか?」と、こんどは10色ほどの小さな色見本を見せられた。
 
 
 
一瞬、なんのことだかわからなくて戸惑ったが、「カバーのお色はどうされますか?」とふたたび促(うなが)され、思わず
 
「じゃ、ピンクで」
 
と頼んでしまった。ちょっと派手かな~と躊躇(ちゅうちょ)するも、ショッキングピンクのカバーがかけられて、本を手わたされた瞬間とても嬉しい。
 
今まで、普通の書店ではお仕着せのブックカバーばっかりだったので、有隣堂(ゆうりんどう)のこのサービスはかなり新鮮でいい。キンドルや、アマゾンでは得られない楽しさに、また書店でリアルに本が買いたくなってしまった。
 
 
 
 
 
なんとなく女性らしい小説を読んでいるみたいだが、中身は時代小説。上田秀人の「町奉行内与力奮闘記」という、軽い読み物である。人間模様がおもしろい。
 
春で人出が多く、どこのカフェもいっぱい。かろうじてクラッシックな喫茶店ルノアール」に1席をみつけ、40分をカフェオレと読書に没頭したあと、待ち合わせ場所へと向かう。
 
 
 
春色のブックカバーとハッピーな気分を持って。
 
 
 
 
 
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"日本人にとっての「さくら」を作りたい"という思いから誕生した、パルファンサトリのさくら-Sakura-。日本の美意識を香りに託し、丁寧に処方を組みました。明るくみずみずしい花の甘さが、うすべに色のふんわりパウダリーに変化する、匂い袋のような和の花の香りです。
 
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