パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

柳田国男 日本の昔話 tales of old Japan

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日本の昔話。小さい頃、繰り返し読んだおとぎ話。

猿のしっぽがなぜ短いか、とか、クラゲの骨がなぜないか、など、すっかり忘れていた話も、柳田国男氏が歳月をかけて集めた「日本の昔話」集を久しぶりに読んだら あらためて思い出した。

 

若い頃、キャンプの夜、ひろい座敷に大勢の布団をしいて寝転びながら、小さい子供たちに昔話や創作のものがたりをした。

「むかしむかしあるところに、・・・」で始まる物語は、いくらでも話すことができた。勉強して覚えようとしたものではなく、ただ暗い部屋で寝そべっていると、次から次へと昔聞いた言葉が浮かんでくるのだった。

小川未明童話集のような日本の童話や、民話、グリム、アンデルセン、ワイルドなどはおとなになってからもずっと、そして今もお気に入りで本棚にある。

 

日本の昔話にはシンデレラとそっくりな話もある。
古い民話ほど、コアは世界共通だ。

それは上流の子供たちへの訓話的な童話とはまたちがって、必ずしも勧善懲悪ではない。
ものによっては、残酷で不条理で、論理の飛躍があるし、素朴で単純である。

そこには、民びとの土着がある。
私はなぜいいと思うのだろう?

なにより、そこには母のぬくもりや兄弟のじゃれあいなど、暖かい家庭のイメージが伴う。
自分もまた、小さい頃に布団の中で話を聞きながら眠りに入ったのだ。

もちろん、苦労の末に幸せになるお姫様の話も大好きだ。
(なんと、ディズニーのプリンセスは私の子供時代にもいた。)

一方、こわい話は子供心に、「怖れる」ということを教えてくれた。
それはきっと、長い間に効いてくる、心の肥料。

どうぞお母様たち、すぐ役に立つことではなくても、こどもにたくさんお話をしてあげて。
その想い出は、母親自身にとっても大切な宝になるはず。

 

 

今や人生100年になろうとしている。

親は子が100歳まで生きることを考えて、その最後までの幸せを願って教育をするべきである。
受験や就職のような、人生の1割、2割の地点にゴールの照準を合わせてはいけない。

小さい頃に繰り返し聞いた生の声のものがたり。
それは長い間、地下深く見えないところに根を張り、やがて成長し、老いていったときの強い支えになる。

それはいま、この年になって感じることである。

 


 

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