マツ
君来ずは 形見にせむと 我がふたり 植えし松ノ木 君を待ち出でむ 柿本人麻呂歌集 私待つわ、いつまでも待つわ。 あなたと一緒に植えたこの松の木の下で。 いいの、トロくたって、だって私、カメだもの。
「海べの恋」 佐藤春夫 こぼれ松葉をかきあつめ をとめのごとき君なりき、 こぼれ松葉に火をはなち わらべのごときわれなりき。 小学6年生の頃、詩を書いたり観賞する詩集クラブというのを作っていた。 小学校当時、この詩は初恋のような淡い気持ちを歌った…
明治神宮内殿の回廊で、奉納盆栽展をやっていた。
遠めに見て、「あらー、何の木かしら」と思ってよく見れば、ちょうど今、サロンに活けている大王松ではないか。フッサフサしていて、一本の木で見ると迫力がある。
冬でも枯れぬ常緑樹ゆえ、常盤(ときわ)の松は不老長寿のシンボル、おめでたい木とされている。