パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

外国で活け花

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外国、、海外で活け花をするときに困るのは、やはり花材と器がないこと。

デモンストレーションや展示会、お客様を招いたりするときに、会場やホテルのお部屋に、ちょっと和の花を飾りたい。

 

でも、着物やら香水やら、ただでさえ荷物が多いので、花器までは持っていけない。
花材もとうぜん、現地調達だ。

 

とりあえずいつも、いろんな色の大きめの和紙を持っていく。
純和風の花でなくても、活け方によって雰囲気も出るし、タンブラーやらデキャンタやら、その時に手じかにあるものをなんでもくるくる巻いてしまう。

 

帯締めを何本か持っていけば、縛ったりして変化もつけられる。

 

この花は台湾で、ホテルのお部屋の玄関に飾ったもの。
都心なので、まず花屋を探すところから始めた。

濃い紫のアジサイは、日本ではあまり見ないが、むしろ和っぽい。

まだ青いサンキライがあったので、くるっと輪にしてみた。

 

グレーの厚手の和紙でくるんだら、ちょっと土をこねて作った焼き物のように見えた。
お懐紙や折り紙も、スーツケースの中で邪魔にならないのでいつも持っていく。

金と白の折り鶴を添えて、ほらもう和の世界でしょ。

 

 

 

▶ さらさらとした衣擦れを余韻として、立ち去った後の静寂に、その女性の面影を追う・・・そうした日本の美意識をこの香りにこめました。 茶壷香水さとり

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