パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

いけばなの極意 Ikebana/ Japanese flower arangement

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 いけばなのプロは別として、こうして日常的に花を活けたりして楽しんでいるのに極意などなくて、ただもう、可愛いのきれいだの、そんな気持ちで活けているだけである。

 

食事に行った先で、きれいな花が活けてあれば楽しいし、それが店全体と調和していたりすれば、ご亭主の趣味もわかろうというもの。

だから、よければ褒めるし、感心しなくても別に言わなかったらいい。

 

なんでも細かく批評する人もいるが、花を活けるのも毎日の夕飯を作るのと同じ。
長くやっていれば「よし、うまくできた」ということもあれば「今日はいまいち・・・」と言うこともある。

そのくらい、花を活けることは特別なことじゃない。


むしろ、いつも花を切らさないようにつづけること。
また活けた後は手をかけて、花を気持ちよく咲かせるように心くばりしてあげるほうが、よっぽど「いけばなの極意」じゃないかしら?

 

 

 

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