花屋で買った後、しばらくバケツに入れていたが、花首がうなだれてしまった。1本の秋明菊には3つの枝がつき、それぞれの枝はさらに3~4輪の花がつく。一つの茎に対して花が多すぎて、水揚げが足りなくなってしまったためである。
急いで枝の太いところで3本に切り分け、再び深い水差しの中に入れておくと、しっかりと花首をあげてくれた。
この固いつぼみまで全部開くといいのだけれど。
アトリエに花があると、手はかかるけれど心が和(なご)む。
水を替え、切り戻し、花の位置を変えて最後まできれいに活けられると、自分ながらよくやったと満足する。
切り花は手入れを怠るとすぐに枯れたり水が汚れたりする。そのためこまめに世話するが、鉢物だとつい油断して枯らしてしまうこともあるので、かえって難しいと感じている。