パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

フランス便り

Enjoy Paris 1 パリのシンデレラ Cinderella

あーあ、まだ南仏のできごとを半分も書いていないのにパリに来てしまった。 とりあえずフレンチリビエラについてはまたあとで書くことにして、新鮮なパリを書いておかねば。 ここはパリ2区のアパルトマン。いつもは7区のプチホテルに泊まるのだけれど、今回…

南仏便り15 ヴァランソル高原最終回 クラリセージ clary sage,Salvia sclarea

ヴァランソル高原の農場行きについてもう5回にわたってしまった。この5日間にも、小さな村めぐりのこと、ガリマール見学、グラースのお客さんのことやボタニカルガーデンやプチ女子会など、日々書きたいことがたくさんたまっていく。 そうこうしているうちに…

南仏だより-14 ヴァランソル高原へ4 Lavandin

カンヌから200kmほど西北西へグラースを抜け山を越えて、南仏プロバンスの盆地をサン・クロワ湖を横目に、車で2時間ほど走ったところにヴァランソル高原がある。 我々が訪ねた人はチャールズ・オブリー氏という。 250ヘクタールの彼の農場は主としてラバンジ…

南仏だより-13 ヴァランソル高原へ3 Lavandin

とまあ、お昼ご飯を食べに行ったのであるが、いったん話を戻すことにする。 カンヌから目的地までナビを入力したにもかかわらず、幹線道路がいつのまにかなぜか畑道のようになり、完全に道に迷ったようである。 下肥を運ぶトラックがひどいにおいをさせなが…

南仏だより-12 プロヴァンスの小さな村 2 Village

何しろこっち(南仏)に来てから毎日、一日の内容が濃すぎる。 充実していると言えば聞こえがいいが、もう入りきらないスーツケースにパンパンにものを詰め込んだような状態だ。もちろんその分、写真を整理したりブログを書くための時間も足りないし、アップ…

南仏だより-12 アルプス方面へ1 Clary Sage

PCWの社長がクラリセージの収穫を見に行くので写真を撮りについてこいという。(あれ?先週はラベンダーとか言ってなかった?) カメラの腕を見込まれたわけではないが(当たり前)、香料植物の写真を撮りたいと私がつねづね言ってたからその配慮であろう。…

南仏便り-11 Blanchisserie Pressing

やだー、ナニ?ここカワイイ♡ クリーニング店を探して道々尋ねながら来たのであるが、あまりかわいらしすぎてはじめここがクリーニング店とは思わなかった。 来た時は半分シャッターが閉まっていたので窓が隠れていた。恐る恐るのぞくと、マダムがミシンをか…

南仏便り-10 黄昏のカンヌ  Cannes

「昼間の熱気が黄昏とともに鎮まり、空の端がロゼに染まるころ冷たいVin de pays d'Ocが乾いた心を潤す・・・by yoichi」 「おや?よいちおまえなかなかいうじゃないか。ワイン会社から金一封もらえるよ」 「だれだってこんな光景を目にすれば詩人になれると…

南仏便りー9 ピカー PICARD_CANNES

「でかしたよー、与一。これだけあればしばらくお昼のお弁当は大丈夫だね。」「おうち用のつまみとワインも買ってきましたんで、へえ」 「おまえも食べたいだろうにね」 「えっ、そうじゃあなかったんですかい?」

南仏だより- 8 Sugri の帽子 in Cannes

旅先にはどこでも持っていく、南仏でもお気に入りのSugriの帽子。 色違いも持っているの。スタイルがいいのよ。 Milinaly Hat & FlowerDisign Studip

南仏便り 7 カンヌ マルシェ Cannes

日曜日、買い出しのおばさんよろしくカンヌの朝市へ。クロワゼットのほうはあまり新鮮な野菜が売っていないので来たかったのだ。 卵とフレッシュな野菜、扁平な桃、はちみつ、ピンクのバラを買う。肉やチーズも買いたかったのだけれど、これからランチをする…

南仏便り6 パチュリ Patchouli  pogostemum cabli

え?何?これがパチュリ?なんだかカサカサしてしなびているみたい。枯れちゃったの?と思ったら、本当のパチュリはいつもこんな風に干からびた感じなのだそうだ。 葉を摘んでもむと強いパチュリのにおいがする。 ハーブ類などでも、見た目の悪いもののほう…

南仏便り-5 ニュアージュローズ Nuagerose

南仏コートダジュールの夜明けや夕暮れどき、空のキャンバスいっぱいにバラ色とスミレ色が交差し、やわらかな雲の波間から海へと光が差し込む... 3年前、この光景の中でニュアージュローズは生まれたのだった。 夏の夜は時間をかけて訪れる。夕暮の残光は淡…

南仏便り4 カンヌの花火 7月4日 Cannes

ラムチャップが食べたかったのだ。 ラムチャップは臭いがあるので家では焼きたくない。 7月4日はカンヌの入り江で国際花火大会があるというので、社長夫妻を食事に招待した。海岸沿いのレストランはブリンブリンなひとたちでいっぱい。 まだ8時でもこんな感…

南仏だより-3 South France

「よーいーちー、もうすぐランチだからさー、ちょっとピカー(冷凍食品専門店)まで行ってラザニア買ってこようよー」「買ってこようよじゃなくて、『買いに行きたいんですけど連れてってもらえますか?』でがしょ」「い~や、やっぱり与一に行ってもらおう。…

南仏だより‐2 カンヌ

よいち「あ、こんにゃろ、何しやがる!さとりさまは2時間もかけてやっとほんのこれっぽっちの簡素な食事をつくってくださったっつうのに、横取りしようとはふてえ野郎だ!!」 さとり「『やっとほんのこれっぽっちの簡素な』はよけいだろ」 「にゃあにゃあ」…

南仏だより‐1 Cannes コートダジュール

よいち「ハアーくたびれた。やれやれ、やっと着きましたね、紺碧海岸」 さとり「ベタだけど、なんか晴れ晴れするねえ。いい風景じゃないか」 アトリエを出てから飛行機を乗り継いで24時間、ようやく到着したカンヌのアパート。 アパートのドアを開けると・・…

エアフララウンジ シャルルドゴール

さとり「パリ・シャルルドゴール、マークジェイコブスデザインのコークを背に夜明けを待つ・・・」 与一「これ、ダイエットコークじゃないスか!」 さとり「与一もメタボを考えたほうがいい年齢」 与一「もっと栄養価の高いものをおくんなまし!」 2013年2月…

「大人のヨーロッパ街歩き」フランス グラース BS日テレ 4月2日(火)19:00

提携をしている南仏の香料会社(PARFUM COSMETIC WORLS)が日本のTV取材を受けました。 BS日テレ「大人のヨーロッパ街歩き」フランスグラース~歴史香る街 香水と花々の香り~ 4月2日(火)19時 という番組で放映されます。

旅の絵ハガキ postcard

絵ハガキが好きだ。 旅先ではいつも絵ハガキをたくさん買う。土産物でよくある観光ハガキではなくて、書店などに行くと気の利いたなカードが置いてあったりする。 そして、どんどん使ってしまう。

夏休自由研究 「香水」 ① the history of the perfume

夏休みなので、学生の頃を思い出してこんなレポートを書いてみました。 PERFUME(パフューム)の語源は、Per Fumum(ペル・フムーム)。「煙(Fumum)を通して(per)」というラテン語から由来しています。 スパイスや香草などの貴重な香料を、宗教的な儀式…

レトロなブリキ看板屋さん/Tin Signs

レトロなブリキ看板屋さん。

cannes

Cannes

ジベルニー(Giverny) フランス

ジベルニー(Giverny) フランス おととい新宿御苑にいったとき、ジベルニー(ジヴェルニー)のことを思い出して書いたので、以前に撮った写真を載せてみた。 モネは花を愛し、自分の庭を維持するために絵を描いて売ったという。「モネの庭」という写真集そ…

偉そうな人

偉そうにしている人に、偉い人はいない。

晩秋の異国

晩秋の趣き。今日のような、寒く、暗い雨の降る日は何をするにも物憂くなってしまう。

Time is money

99ユーロ。時は金なり?

南フランスの花と香料・ムービー

ユーチューブでご覧下さい。ここをクリック→ 「南仏の花と香料」 ==== ▶ ユーチューブ 動画 調香のデモンストレーション

シエステ

そして昼下がり・・・。白昼なのに誰も歩いていない。 ランチのあと、2時半からディナーまでの朧な時間。 明るいひざしだけがまぶしい。

蒼い月

2010年5月23日のカンヌの月。 19時54分、蒼い空に浮かぶ月。 地中海性気候なので暖かいが、カンヌの緯度は東京より高い。この時期、夜10時近くまで明るい。 つい数日前、東京で同じ月齢の月を見た。背景の空は真っ暗で、どうしてだろうと不思議な気がした。…

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