パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

南仏だより‐2 カンヌ

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よいち「あ、こんにゃろ、何しやがる!さとりさまは2時間もかけてやっとほんのこれっぽっちの簡素な食事をつくってくださったっつうのに、横取りしようとはふてえ野郎だ!!」

さとり「『やっとほんのこれっぽっちの簡素な』はよけいだろ」

 

「にゃあにゃあ」鳴いているからあれはカモメじゃなくてウミネコかい?と思っていたら、バルコニーに食事をおいてちょっと水を取りに行っている隙に、その白い鳥がお皿めがけてやってきたのだ!!

盗まれる寸前に戦っておいはらったので料理は無事であったが、せっかくここまで作って、いざ食べようと思っているときに、トンビに油あげさらわれるではないが油断できないわー。

 

なんといってもよそのキッチンというのは慣れないものである。ひととおり食器から調理器具からそろっているのだが、いざ使おうと思う「アレ」も「ソレ」もないのよね・・・。

足りないものを買いに行ってみると、塩だって砂糖だって1kg単位だったりして結局断念、何かを作るときに何かが足りないのはいつものことである。代用品はないか、探す。 

何をするにも、日本であたりまえにできることが2.5倍くらいの時間がかかる。

 

使い慣れない電気調理台のデジタルを合わせるのにも一苦労。巨大なフライパンでちょっぴりのジャガイモと玉ねぎとソーセージをバター炒めて、照り焼き醤油をダーっとかける。
トマトとスモークサーモンを横にただ添えただけ。

到着してからスーパーを廻ったいきさつはきのう書いた通り。

しかしなんといってもおコメのご飯。ご飯の炊ける香りがしてくると元気がでてくる。

前回の電子レンジ用の炊飯釜は陶器だったのでとても重かったが、今回はプラスチック製で軽い。
これは便利、お米がパーフェクトにおいしくできた。おすすめのアイテムである。

 

とにかく早朝から会社へ、戻りの時間遅いので、身の回りのことを考えている暇がない。

 

つづく

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