パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

南仏だより-3 South France

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「よーいーちー、もうすぐランチだからさー、ちょっとピカー(冷凍食品専門店)まで行ってラザニア買ってこようよー」
「買ってこようよじゃなくて、『買いに行きたいんですけど連れてってもらえますか?』でがしょ」

「い~や、やっぱり与一に行ってもらおう。ひ、と、り、で、ね。後ろの座席には冷凍食料をたんと載せておいで。笠は食品の上に乗せんだよ」
「ええー!日照りの中、汗だくになって車を引くドライバーの身にもなっておくんなせえ(*´Д`)」

 

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アトリエに行ってPCの前に座ればすべてが動き出す。家に帰ってPCをオンにすればすぐに使える。

いつもそんな中で仕事をしていたらそれが当たり前になってしまう。

 

香料はあるのだから、パソコンとデーターと少しの周辺機器を持っていきさえすればどこでも同じように作業ができると考えていたが、それはちょっと甘かったみたい。。。

初めのころは足りないものだらけで、何をするにもつまずいてしまった。

短い出張ならともかく、1か月となると装備も多くなって、パソコンにつなぐモデム、アダプター、外付けハード、フランスのソケットとのアジャスター、持ち歩きWIFIWIFIの充電器、予備バッテリー、カメラ×2とか、こまごましたものがたくさん必要である。

両方にあればいいが、何かをアパートに置き忘れたり、会社に置き忘れたりして、どれか一つでも足りないとうまくいかない。

しかもこういったものの鞄ってやたらポケットが多いから、あっちに入れたかこっちだったか・・?一日探し物と復旧作業で終わる。

全部でいくつアイテムが必要か数えてみたら20個も!ただでさえ忘れものの多い私は、出る前と帰る前に持ち物の入念なチェックが必要なのである。昨日はワイファイのバッテリーが空になり、充電器を忘れ撃沈した。

ようやくネットや通信環境が整い、居心地が落ち着いてきたところである。

 

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南仏に到着して帽子、日焼け止め、手袋、長袖にもかかわらず、あっという間にかなり日焼けしてしまった。恐るべし強力な紫外線、日本での長い間のUVケア努力がたった2日で水の泡に・・・。

この夏の南仏で、長袖手袋帽子をつけて汗だくになり、結局黒くなってしまうなら、もう長袖着るのやめようかな・・・。

 

 

 

 

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