パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

南仏便り 7 カンヌ マルシェ Cannes

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日曜日、買い出しのおばさんよろしくカンヌの朝市へ。
クロワゼットのほうはあまり新鮮な野菜が売っていないので来たかったのだ。

卵とフレッシュな野菜、扁平な桃、はちみつ、ピンクのバラを買う。
肉やチーズも買いたかったのだけれど、これからランチをするので生ものは我慢する。

 

とにかく暑い。もうまっ黒に日焼けしてしまった。

こちらはあまりクーラーが効いていないので、汗がダラダラ出てシャツがびっしょりになる。東京ではどこもエアコンがあるのでここまで汗をかかないと思う。

でも夕方になると急に暑さが引いて、ベタベタした肌がさらっと乾いてしまう。

 

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今日はPCWの日本人スタッフであるチエさんと一日を過ごす。

Caveau30という、旧市街の海に面したお店でランチ。
とても感じのいいおじさんで、


「ワインを抜いているところの写真を撮っていい?」

と聞いたら急にハッスルしだして、

「こっちの明るいほうへ行くか?」「いやそれともこのポーズがいいかな?」
と気にしだしたので、

「普通に栓を開けているところを撮りたいので、ナチュラルでいいです」

というわけでこの感じ。

 

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ずっとカキが食べたかったので聞くとここ地中海で獲れたカキがあるという。
「地元のものですよ。サレ(ちょっとしょっぱい)ですが」

でもせっかくだからと オーダーしたら、新鮮だけどやっぱりしょっぱかった。

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文句を言ったわけではないが、「どうだ?」と聞かれて「うん、しょっぱい」と言ったら、「そうだろう、じゃ、ロシア産のも食べ比べてみてくれ」とサービスで持ってきてくれた。 

甘くてクリームのような濃厚なお味。

 

 小さな魚のフライと、カモがいいというのでそれをオーダーする。
写真がうまくいかなくて残念である。

 

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 帰ってきて、「南に向いてる窓を開け、一人でみている海の色。」

美しすぎると怖くなる・・・などと、どっかの歌のフレーズで聞いた気が。

 

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このバラ、色はパーフェクトだが形がいまいち古くさい。ムードはあるけど。

本当はもっと、野性味のあるバラのほうがいい。

 

 

 

 

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