ラムチャップが食べたかったのだ。
ラムチャップは臭いがあるので家では焼きたくない。
7月4日はカンヌの入り江で国際花火大会があるというので、社長夫妻を食事に招待した。
海岸沿いのレストランはブリンブリンなひとたちでいっぱい。
まだ8時でもこんな感じで明るいので、花火が始まるまで1時間以上ある。
サラダの後に、待望のラムが来た。
さっそく一口食べたところで、
「おっと写真を撮らねば。ああ、与一も連れてきてやりたかった」が忘れた。
いまごろプンプンしているだろう・・・。
このワインは口に含んだ瞬間さわやかな甘さがあり、あまり重くなくフルーティでいろいろな香りがしてくる。
サラダもラムもデザートも巨大というほどでもなく、まあまあ普通に食べ、空は暗くなり、アナウンスが始まった。
どうも毎週各国が花火を打ち上げてコンテストをするらしい。
アメリカの独立記念日だけど
なぜか英国国歌の流れた後、この日はアゼルバイジャンの日?
アゼルバイジャンのと思われる音楽と一緒に延々30分間以上にわたり、これでもかというくらい打ち上げる。
とってもきれいだし、空を埋め尽くすその量に圧倒されるけれどちょっと多すぎるくらい。
やはり、「余白の美」というのはこちらではあまりないようだ。
見るのに夢中であまり撮れなかったけど、奥様のとった写真を見せてもらったらそっちのほうがよかった。花火はスマホやアイフォンのほうがきれいに撮れるみたい。
花火の後、ひとりでぶらぶら帰りながら、それでもかなり感動していた自分を発見。
ドライフルーツのようだった気持ちが、こっちへ来てみずみずしくなってきたみたい。