パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

南仏だより‐1 Cannes コートダジュール

130701カンヌ海岸.jpg

よいち「ハアーくたびれた。やれやれ、やっと着きましたね、紺碧海岸」

さとり「ベタだけど、なんか晴れ晴れするねえ。いい風景じゃないか」

 

130701カンヌアパート.jpg

アトリエを出てから飛行機を乗り継いで24時間、ようやく到着したカンヌのアパート。

アパートのドアを開けると・・・

130701カンヌアパート2.jpg

突き当りにはデコっぽい、もう一つのステキなドア。
いったいこの向こうには何が?
と開けてみると外の裏口通路であった。
なあんだ。

 

130701カンヌアパート3.jpg


よいち「さとりさまはあっという間に部屋を散らかすんだから、きれいなうちに早く写真を撮っておきなせえよ」

さとり「ビシ!そんなこと言うなら、休まずすぐに買い物にいくよ!」

よいち「ひええ、この期に及んでまた坂を上るのだけは堪忍しておくんなせい」

 130701カンヌアパート4.jpg

このところ旧市街のほうに部屋を借りていたのだが、今回の住まいは新しい街「クロワゼット」のほうである。
カンヌ映画祭などでおなじみの華やかな場所。
ブリンブリン(宝石をじゃらじゃら着け、外車を乗り回し 、派手な洋服や髪型などで出歩く)な人がたくさん歩いている一帯だ。

位置的にはあんまり気が進まないのだが、海がすぐ近くで景色がとてもきれいなのと、4階までエレベーターがついているのでここにすることにした。(古い建物だと階段しかないこともあり、大小合わせて約40kgの荷物を持って上るのはちょっとつらい)

130701カンヌアパート7.jpg 

家で食べることは私の大事なことのひとつであるので、食材の調達は重要な課題だ。
旧市街ではすぐそばにマルシェもあるし、カキもサーモンもチーズもワインもみな近所で手に入る。

しかしブリンブリンな町ではみなレストランに食べに行ってしまうのか、または、まだ見つけられないだけなのか、近くに小さなスーパーくらいしかなく、4軒も回ってしまった。

しかも1件目で買った卵を割ってみたら最悪で、黄身はくずれ白身がシャバシャバ。ここまで古い卵って最近の日本で見ることはないのでは? 

今までフランスで乳製品、野菜、卵など基本的な食材を買うときは本当においしいものばかりだったので、それが当たり前と思っていたが・・・。

130701カンヌアパート6.jpg 

力尽きた・・・のでつづく

 

Copyright © PARFUM SATORI All Rights Reserved.