カンヌ・グラース-2010
99ユーロ。時は金なり?
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そして昼下がり・・・。白昼なのに誰も歩いていない。 ランチのあと、2時半からディナーまでの朧な時間。 明るいひざしだけがまぶしい。
2010年5月23日のカンヌの月。 19時54分、蒼い空に浮かぶ月。 地中海性気候なので暖かいが、カンヌの緯度は東京より高い。この時期、夜10時近くまで明るい。 つい数日前、東京で同じ月齢の月を見た。背景の空は真っ暗で、どうしてだろうと不思議な気がした。…
カンヌの夕暮れに溶けていくシャボン玉。すみれの匂いがする。 窓に腰掛けて、ぷかり、ぷかり。坂の上から歩いてきた、おじいさんが笑いかける。 「ずっと向こうの方まで飛んで来ていたよ」 大きなユーカリの木よりも高く。右へ行ったり左へ来たり。 バッグ…
フランスから帰ってきて、もう全然荷物に手をつけられない状態だった。 WPC(世界調香師会議)では、たくさんのカタログや香料サンプルをもらったし、あとで、日本へも送ってもらうことにもなっている。 しかし、日本についた途端、こっちの用事が津波のよう…
南仏のグラースからほど近い、ムージャンの村。小さくておとぎ話のような村だ。 おみやげやさんだって、雰囲気があって可愛い。 おばあちゃんがやっているお店。 私は、天使の形のいい匂いのする陶製オーナメントをギフト用に買った。あっと気が付いたらひと…
マカロンで有名なお菓子屋さん、ラデュレのキャンドル。
「ねえSATORI、日本人は、妊娠期間が長いって本当?」 PCWのパフューマー、クラリスは今おなかに赤ちゃんがいる。去年来た時は、すらりと背が高いというイメージだったが、7月に誕生を控えて、今はふっくらと輝くようだ。 彼女が昔カナダに留学していた時、…
会議では、1階に世界中の香料会社のブースがあり、カンヌ映画祭の受賞会場と同じ場所では、講演会が開かれている。
初日の夜は、ブログで何回か登場のマルシェ(Marche Forville)でオープニングセレモニーが。
よいち「いやー、初めて来た時のことを思い出すと、感無量でやんス」 さとり「なんといっても、今じゃグローバルななでしこだから」 よいち「あの頃は、さとりさまも、今と違ってまだういういしかったでやんすね~。」 さとり「おまえだって、ハナタレだった…
カンヌの日曜日は閉まっている店も多いので、朝市はいつもよりにぎわっている。 カンヌ旧市街にある大きな市場。月曜日を除く、毎朝開かれている。野菜はもとより、肉、魚、チーズ、卵、その他の食品、花までも、なんでも売っている。 今日は、朝起きた時曇…
パフューム・ソープ 最近ではボディーソープに押されて居場所が少なくなっているが、やっぱり石鹸の良さは捨てがたい。新しいソープの紙包みをあけるときの気分は最高だ。 あんまり書けないことも多いから、ブログでは毎日遊んだり、食べたりしてばかりいる…
「Hi サトリ、みんなでお昼はピクニックに行くのだけれど、あなたも一緒に行かない?」 仲良しのマリエちゃんに誘われて。 オフィスから、一歩外へ出れば、こんな感じ。 快晴で、戸外はとっても気持ちがいい。 ピクニックと言っても、歩いて10分ほどのレス…
昨日のバラを撮ったのはこの植物園。 香料のための植物がたくさんある。もちろん、それ以外も。 これは、シスト・ラブダナム。 ついこの前に香料について書いた。そばに寄るだけで、甘い、バルサミックなにおいが漂ってくる。 木から自然と樹脂がにじみ出て…
子供のころあこがれた、シルクタフタのバラ色のドレス。スカートがはなびらのようになっている。そんな感じ。 バラは、蕊も美しい。 南仏グラースの会社のすぐ近くに、香料植物園がある。 今はバラの真っ盛り。 ものすごい種類と数。 香料の採れるバラではな…
ムジャンはグラースからほど近い、小さな村。去年行ったサンポール・デュ・バンスより、もっと小さくて、観光客も少ない。 砦のように、小高い丘に作られた石造りの村。壁も、階段も、道も。淡い色がとってもきれい。 おとぎ話に出てくるみたい。 今日は祝日…
ひたすら爆睡したあと、夕方になって街へ買い物へ。ちょうど、授賞式のためにレッドカーペットをスターが歩いているところに遭遇。 とにかく人がいっぱい。道に人が溢れていて、歩けない。 報道陣の数もすごい。スターの数より多いかも。 雑踏を抜け、とにか…
よいち「日本晴れ、じゃねえ、カンヌ晴れでやんスねえ」 さとり「休みだからってうかうかしてらんないよ、今日は1週間分の食料の買い出しなんだから。」 よいち「くいもののことにかけちゃあ、さとりさまはオニでやんすよ~」 よいち「水やワインの液体もの…
ちょっと長めの滞在では、ホテルよりアパートを借りるのが便利だ。 ここが私の仮のおうち。2階に住まわせてもらっている。 こちらに来ていつも思うのは、こちらの食事は汁気のないものが多く、長くいるとどうしても、何か温かいつゆのもの、やはりおみそ汁…
コートダジュール、つまり「紺碧の海岸」とはよく言ったものだと思う。地中海の中で、フランス南部の海岸をさし、英語では、フレンチ・リビエラという。 スイスの厳しい山肌を超えると、緑の丘陵地帯に変り、かわいらしい赤い屋根が並ぶのが小さく見える。そ…