パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

南仏だより-12 プロヴァンスの小さな村 2 Village

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何しろこっち(南仏)に来てから毎日、一日の内容が濃すぎる。

充実していると言えば聞こえがいいが、もう入りきらないスーツケースにパンパンにものを詰め込んだような状態だ。もちろんその分、写真を整理したりブログを書くための時間も足りないし、アップしようと思っても一回で書ききれない。

数回に分けて載せよう・・・、と思っているうちに翌日もいろいろ興味深いことがありの、そうなるとより強烈な印象の、記憶のフレッシュなほうを書きたくなりの・・・。

しかし南仏に来てから今のところダントツナンバーワンの一日だったので、忘れないうちにこのアルプス行きを書いておこう。

 

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昨日からの続きだが、そんなわけで村に昼食を取りに来たのである。
が、見ての通りまったく人気がない。そのうえどこの窓も閉まっている。

石造りの建物の窓は、強い日差しを避けるためにか、昼なのに細長い鎧戸でおおわれている。
平日なのに?お休み?昼寝?

一軒だけ、店が開いているようだ。

紫のきれいな玄関。

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おおー、なかなかステキな感じ。
原色が良く似合う夏の日差しの中庭である。

室内もカントリー風であるがちょっとアレンジされた、田舎とは思えないようなシックなインテリア。 

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ところが、誰一人いない・・・。

奥から出てきたお店の人が「もう何も食べるものはないよ」と言っている。

今、12時20分くらいだよ?こんなに広いお店がいっぱいになったのかしら?

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しょうがなく隣村へ。
隣と言っても、空いている道を走って20分は遠い。
なんだかんだしているうちに、農場の社長が帰ってくる2時までそんなにゆっくりはしていられなさそうだ。

適当に近場のレストランにて食べることにする。

 

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トマトとモッツァレラのピザ。あまり珍しい図ではないが・・・。

とりあえず食べ物にありついて、でも2時には戻らないといけないので早々に出発したのであった。
仕事中とてビールもワインもなしのランチとは。

とほほ。

 

 

つづく

 

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