パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

名の知らぬ花

わからないことを、皆様からコメントでいろいろ教えていただいている。「どうもありがとうございます。」ペコ

フランスのトランプ

これも懐かしい、15歳の夏、初めてパリに行って買ったトランプ。

漢字博士 N0.2 知育玩具

小さなコルクのカードには、漢字の部首が4辺に書かれており、 これを組み合わせて漢字をつくる。

チロリン村とクルミの木  コンキリプー

NHK「ひょっこりひょうたん島」の前の人形劇は、「チロリン村とくるみの木」だった。 これは、幼稚園の時に買ってもらった紙製のトランプで、「コンキリプー」というキャラクターだ。 ・・・と思っていたのだが、いろいろネットで調べたがコンキリプーという…

小江戸 佐原の風景

週末、時代小説について書いたつながりで、千葉県佐原の小江戸の街並みを撮った写真を紹介。 この時は7月、佐原の大祭直前ということで、街は何となく活気づいて。水郷というだけあって、川の周りの景観が、江戸の掘割のような雰囲気。 門構えも古色があり、…

藤沢周平 三屋清左衛門残日録  梅咲くころ

この藤沢周平の短編集の中、三屋清左衛門残実録・第6話の「梅咲くころ」は、一番好きな話。 江戸時代の東北のある藩で、君主の用人を務めた「三屋清左衛門」が引退した後の物語。御隠居のゆったりとした生活の中にも、ちょっとした事件が持ち上がり、それを…

時代小説考

時代小説、歴史小説は古くならない。 はじめから古いせいもある。アンティークのものは年代がたっても価値が落ちないのと似ている。時代小説考などというとちょっと大げさだが、今日もまた、マイナーな話題で。 流行作家と言われトレンドを描いたものは、ベ…

シナモンの味 昔語り

お菓子や料理にも使うし、薬用にもなり、もちろん香料でも重要な素材。 正確には、シナモンバーク、シナモンの樹皮を丸めて乾燥させたものである。 シナモンの味で一番小さい頃の思い出は、浅田飴のニッキ味だ。 いやいや違う、それは栄太郎の飴だったかも。…

秋が近づいて・・・

アトリエは新宿御苑のそばなので、たまに珍客がある。 建物で囲まれた吹き抜けの中庭には、ぐるっと周り廊下がある。その11階の壁に、体長5センチくらい、足まで入れると7センチくらいのバッタが、じいっと貼りついている。 植物と違い、虫は詳しくない…

D'ose の カカオ57%と70% トルコ

いただきものの可愛いギフト袋の上から触ったら「なんかコンパクトみたい・・・」中には、可愛いチョコレートの缶が。 勾玉(まがたま)をあわせたような、陰陽を表す大極図そのままのデザインまんまじゃん!中を開けると、やっぱり仕切りがおんなじようにな…

夏の花 芙蓉(ふよう)

芙蓉と槿(むくげ)、よく似ている。

白いコスモス

中学生くらいまで、コスモスはとても好きな花だったのに、大人になるにつれて一時嫌いになってしまったことがある。 ピンクのコスモスが秋になって、群れ咲いているのをみるのが好きだったし、切り花にして花瓶によく活けた。 そうだ、あれは台風の後、背の…

武良布枝著『ゲゲゲの女房』

NHKでドラマをやっているのは知っていた。本もあるらしいと聞いていたが、先日知人に勧められて読むことにした。 水木氏が有名になるまでの半生は、私が大人になってから読んだものでも、おぼろには知っていたが、この本を読んでまたあらたに、家族から見た…

宿題が気がかりで・・・  夏休みシリーズ

さとり「世間さまはお盆休みだと言うのに、私はまさにその心境さ~」 与一「ひいふうみい・・・、お休みのあいだに、やっつけなきゃいけない宿題がありやすからね~。」 さとり「あー、もう、暑いしー、だるいー。よいち~。冷たいもんでも買っておいで~」 …

勉強はいつまでするんだろう? 夏休みシリーズ

学校さえ出れば、もう勉強しなくてもいい、宿題もテストもない、そう思っていた。 たぶん、子供はみんなそう思っているだろう。私も、大学を卒業した時に、「あー、これでやっと試験勉強しなくてもいいんだ」と嬉しかった。よっぽど、テストが嫌いだったんだ…

夏の花 ホリホック たちあおい

夏の日差しの中で、背の高い草に派手な花がいくつもつく。 アオイ科の花はどれも華やかだ。八重もあるが、私はこの一重が好き。 これは、代々木の線路わきのホリホック(Hollyhock)。赤い薄いサテンのような花びらがきれいで、踏切があくまでのあいだに思わ…

親の小言とナスの花  夏休みシリーズ

「 親の小言とナスの花は千にひとつの無駄もない」 ナスは花が咲けばだいたい実になる。それだけ、親が言う小言はためになるものだ。 いま思い返してみても、「あれもそうだった、これもそうだった」という耳の痛い言葉が頭をよぎる。 それはおいといて、な…

小学校の夏休み

夏休みも、まだ8月10日くらいだとちょうど半分くらい。ちょっと余裕がある。 「そろそろ、宿題やらないと~」などと思いながら、日々朝寝坊をし、ソーメンなんか食べちゃって、だらだらと昼を過ごし、午後はクーラーのきいた応接室で漫画をよんで、夕方の…

葡萄の香り メチルアンスラニレート

葡萄の香り メチルアンスラニレート 今ではブドウは長期間、果物屋さんでみられるようになったが、私にとっては、やはり夏の果物というイメージが強い。 小学校の頃、夏休みになると、紫色の小さな粒のブドウが出された・・・ような記憶がある。 あれ、何と…

シャルル ペロー  仙女たち(Les Fées)

仙女(せんにょ)なんて、いまや童話の中にしか存在しない言葉だと思う。 シャルル・ペローはフランスの詩人である。「シンデレラ」「眠りの森の美女」「あかずきんちゃん」といった、物語の方が名が通っているかもしれない。彼の著(しる)した「ペロー童話…

素敵なフラダンスとフレグランス

Maeva Manava祭(マエバマナバさい)というフラ(タヒチアン)ダンスのショーが開催されました。 200人近くの方が出演され、観客のチケットは完売。会場の原宿クエストホールはもういっぱいで、後ろの方からはよく見えないくらいの人気でした。 私はいままで…

フランスの薔薇

▶ ユーチューブ動画 ここをクリック 「フランスの薔薇」ムービー 薔薇の詩(uta) (一) パリの薔薇は 冷たく少し甘く 拗(su)ねてみせる (二) 薔薇の褥(shitone)に 午後の陽は眠くかかり もの憂げな匂いをひらく 蕊もあらわに (三) はい,私はたしかに 「…

庭バラを育てて

まめでなければ、いい花は咲かせられない。

ローズの効用

天は二物を与えてしまった。美しさと、有用さ。 ローズは、女王にふさわしい。 その香り、色、形、姿。薔薇は古来多くの賛辞を浴び続けてきた。 ボッティチェリにある「ビーナスの誕生」にも祝福されているように、バラは美の価値だけで充分なのに、なぜさら…

バラの庭

バラのバトン。記憶が蔓のように手繰られていく。 初めて育てた赤いバラ「タチアナ」。 それからつるバラや四季咲き、ミニチュアなど少しづつ増え、庭はバラでたくさんになった。 黄色のバラにはは匂いがなかった。香りのある黄色は少ないと思っていた。淡い…

白バラと赤バラ  杉の棺から

赤と白のどちらが好きかと言えば、私は白が好きだ。でも、思い出深いのは深紅の、匂いのするバラだ。「タチアナ」という。 昔、30年近く前に一番初めに買った苗で、育てやすく、珍しい種類でもない。 ビロードのような感触の、ごくオーソドックスなバラであ…

杉の柩 アガサクリスティ「Sad Cypress」

前回「シェイクスピア十二夜・杉の柩」からの続き・・・ エリノアは、ロディーに恋している。それも、尋常じゃないくらい。 巻頭のシェイクスピアの暗い詩から始まるこの物語は、思いのほか優しさに満ちている。 主人公のエリノアは、厳しい規範で自らを律す…

Copyright © PARFUM SATORI All Rights Reserved.