NHKでドラマをやっているのは知っていた。
本もあるらしいと聞いていたが、先日知人に勧められて読むことにした。
水木氏が有名になるまでの半生は、私が大人になってから読んだものでも、おぼろには知っていたが、
この本を読んでまたあらたに、家族から見た苦労というものを知った。
生活の苦労、創作の情熱、それを糧にするための出版社とのやりとりなど、
辛い場面もあったが、ご夫婦のほのぼのとしたシーンもあって、
ただの苦労話ではないユーモアあふれる本だと、読んでいて楽しくもあった。
模型どころではないくらい貧しい中、二人して戦艦の艦隊を一から作り直すくだりは、もっとも好きなところ。
古い「墓場の鬼太郎」の漫画、「悪魔君」の実写版テレビ番組とか、
アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の主題曲などが、誕生していく過程も描かれ、
当時夢中で読んだ自分の子供時代も懐かしく思い出した。
つげ義春氏や矢口高雄氏が水木プロダクションでアシスタントをしていたのも、この本で知った。
私には年の離れた兄がいたので、子供のくせに「ガロ」を読んでいて、
つげ義春氏の「赤い花」とかも記憶にあるが、幼すぎて何が面白いのかさっぱりわからなかった。白戸三平氏の「カムイ」も読んでいた。
うーん、懐かしいの一言に尽きる。漫画で育ったから。
実は、この休み中1日数え間違えていて、私はてっきり昨日は金曜日だと思っていたのだ。
だから、あと2日あるから、その予定で仕事を組んでいたのだが、今日は日曜日じゃないか!
私の土曜日はどこへ行ってしまったのだろう??
ゲゲゲの歌は子供たちの理想卿だね。いや、大人になっても。
「朝は寝床でぐうぐうぐう」・・・・いいなあ。
お化けにゃ学校も 〰試験もなんにもない!
本社 (1日でさらっと読めました)