小さなコルクのカードには、漢字の部首が4辺に書かれており、
これを組み合わせて漢字をつくる。
前回に続いて、これも古い家の天井裏から出てきた古いゲーム。
大学生くらいだったかな~?
デザインがなかなかスタイリッシュだったし、遊びながら漢字の勉強ができると思い購入した。
今は、漢字検定も流行っているし、まだ売られているのだろうか?
私が遊んだ時は、
中央に伏せてカードを積んでおき、数人で順に取って漢字をつくる。
作れなくなった人は負けで退場、勝ち残りで競う。一人でも、大勢でも遊べる。
漢字力も必要だが、どうしても組み合わさるものがない場合もあり、運も左右するので子供でも勝つチャンスがあるから面白い。
本当にある漢字かどうかも、判定が難しいほど、ありげな、「なんちゃって漢字」もできたりして、辞書がないと審判ができなかったりして。
こういう感覚は、とても日本的だと思う。
京都の龍安寺にある、「ただわれ足るを知る」という有名なつくばいも、
中央にあいている四角い穴を口の字に見立て、
そのまわりに部首を使って、「唯」「吾」「足」「知」 の四文字を配している。
哲学を、漢字の面白さ、遊び心で形にした、流石の逸品。
やはり発掘した前回のトランプは「チロリン村とクルミの木」のカップのこん吉で、口癖が「コンキリプー」というらしい。コメントで情報をいただいた。
コンキリプーって、子供が覚えやすい音だから、私はキャラクターの名前だと思っていたみたい。
漢字博士、N0.2 デザイン馬場雄二氏
1976年発売