市川団十郎さんの奥様で、海老蔵さんのお母様である堀越希実子さんは、着物のデザイナーをしていらっしゃる。
およそ2年に一度くらい、「茶屋ごろも」という着物の展示会をされている。以前、海老蔵さんの香水をオーダーされたご縁があって、2年前の｢茶屋ごろも」新作発表会では、私の和の香水も一緒に展示させていただいた。
今回、裏千家の家元の初釜で締めた帯はそのときに奥様に選んでいただいたものだ。白と金の市松は、上品でどんな着物にも合わせやすい。
昨年11月にも歌舞伎座ビルで茶屋ごろもの展示会があり、下の写真の帯を見立てていただいたのが、つい先日仕立てあがってきた。黒地に銀の雲と、こちらも合わせ易い上、やわらかくとても締めやすい帯だ。
日本の帯は、世界中の衣装の中で一番贅沢で美しい素材だ。ダイヤを散りばめたとかでなく、織の技術や刺繍だけで時には「数千万もするような帯」もある。これに匹敵する洋服があるだろうか？（私の帯は数千万もしないけど・・汗）
海外のどこの国に着て行っても、着物、とりわけ帯はとても称賛され、こういうものがあるという日本を尊敬してくれる。
男性も女性も、日本人の体型がもっとも映えるのは着物だと思う。今は着物離れで、帯を締める機会も少ないが、もったいないことだ。
追加情報☆平成23年10月14日(金)～19日(水)10:00～17:00 團十郎夫人の堀越希実子さんが手掛けておられます着物ブランド『茶屋ごろも』の新作発表会が銀座で開催されています。会場は、東京都中央区銀座4-11-4 株式会社井手口ビル6階
