今日は、遠州流宗家の点初式。
着物は白に「やり梅」の刺繍に、金のつづれ帯を合わせてみた。
これは40年前の母の着物を、20年前に私のサイズに仕立て直した中でも特に気にいっている。
近頃では着物を着る機会がめっきり減って、年のせいか、段取りを忘れてしまう。
なので、お着替えの準備は早くしておかなければならない。
ならないのだが、やはり日々忙しくて、先延ばしにしてしまうものである。
なにしろ、洋服と違って小物が多い。
なんといっても一番の苦手なのが、半襟を長じゅばんに縫いつけること。
毎日付け替えをやっていれば要領もよく、すぐできるのだろうが、たまのことだと億劫である。
慌てるほど、すっきりいかなかったり、縫う順番も間違えたりして、3度も縫い直したこともある。
半襟は長じゅばんの一部。
考えたこともなかったが、下着の一部をあえて見せる民族衣装というのは、世界でも珍しいそうだ。
襟がパリッとしているとカッコイイのは、カッターシャツと同じ。
上手につけるためには、やはりたくさん縫って慣れることだと反省。
着物を着るお茶席は好きだけれど、茶道を生業(なりわい)にしたことがないので、やっぱり甘さがでるなあ。
上にちょっと写っているのは、唐子のピンクッション。
これも昔から裁縫箱にはいっている。