パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

京都

京都 慈照寺(銀閣寺) KYOTO⑧

慈照寺(じしょうじ)、いや銀閣寺と言ったほうが通りがよかろう。 この記事は12月9日に書きかけたまま、師走の慌しさにそのままになっていた。歳月が飛ぶように過ぎていく。 この日、南禅寺(なんぜんじ)から出発して、「哲学の道」をあがりこの慈照寺まで…

南禅寺から哲学の道 KYOTO⑦

「さとりさま~、京都のもみじが見れてよかったっすね~」 12月の初め、南禅寺にて。 京都から帰ってきてだいぶ経つので、記憶が薄れつつあるが・・・。 この日は午後から和ろうそくの体験教室。その前、午前中に「哲学の道」を歩いて慈照寺(じしょうじ/銀…

京ろうそく なかむら 体験教室-4 絵付け Kyoto ⑥Candle

京ろうそく体験教室、「色かけ」に続き「絵付け」。さっき自分で赤い色をつけたロウソクに、上から絵を描いていく。目の前では若い女性の職人さんが、白いロウソクの中央に金色の菊のご紋章を描いている。1輪が16枚の菊のはなびらを、型紙もなしで大きさ…

京ろうそく なかむら 体験教室-3 色かけ Kyoto⑤ Candle

前回からの続きで「京ろうそく」の体験教室、色かけ。 先ほどの流し込みの作業場の隣では、ベテランの職人さんが、手際よく蝋燭(ろうそく)に色をかけている。みるからに難易度が高い。 おおきな鍋の中には赤い染料の入ったロウ(蝋)がたっぷりと溶けてい…

京ろうそく なかむら 体験教室-2 製造 Kyoto④

京ろうそく体験教室、昨日からの続き。 いよいよ実際に「和ろうそく」を作ってみることに。商品を作っている現場に入れていただけるということがとても嬉しい。 手前にあるのは蝋型、右手には大きな鍋で温めて溶かしたロウ、奥は作業する台。この方がここの…

京ろうそく なかむら 体験教室-1 kyoto③ Candle

昨日の鬱陶(うっとう)しい雲が見事に晴れて、冴えた青空と冷たい空気の京都。 この日はあちこちに行きたくて、たくさん予定を入れてみたのだが、そのひとつがこの「京蝋燭(ろうそく)なかむら」さん。 以前から「和ろうそく」にはとても興味があって、待…

京都、糺(ただす)の森から下鴨神社 KYOTO②

京都の宿についたのはもう3時過ぎ。パラパラと雨が降り始めた。『またか・・・』と軽くがっかりする。 10月の京都催事(さいじ)のときも台風が直撃し、一晩中、携帯の警報が鳴りやまなかったほどだ。ホテル缶詰。 この日も薄暗くなりつつある空を見上げ、「…

月はおぼろに東山 KYOTO①

京都に来ている。夕方に降った雨がやんで、今は月が出ている。ほろ酔いで帰る道、東山に浮かぶ満月。今年最大の大きさだという。 「月はおぼろに東山~」 子供の頃、日本舞踊をしていたので発表会でも踊ったことがある、祇園小唄の一節である。 そういえばこ…

京都にて、催事 ④Kyoto パルファンサトリ

茶壷に入った「さとり」の香水。 10月、京都の催事にて。 ここ数年、神戸、大阪などでも披露したが、この展示会も調香オルガン台を東京のアトリエから運ぶ。京都には初お目見え。 このたびは老舗百貨店様のクローズドの展示会だったので、一般のご案内ができ…

京都、東山から木屋町 ③Kyoto

京都旅行といえば、小学校、中学校の修学旅行、そして親しい友達と行った大学の卒業旅行くらいだろうか。清水寺や法隆寺など、基本的な観光地には行ったはずであるが、記憶は写真のように断片的で、地理感がまったくない。大人になってその後は、日帰り出張…

ヤブコウジ エンコウソウ 絶滅寸前種 京都②kyoto

京都の催事の前日に、あたりをうろうろしていて紛れ込んだのは「京都市都市緑化協会」のお庭先。たくさんのフジバカマの甘い香りに誘われて入ると、珍しい鉢がたくさんある。花の時期ではないので、ほとんどが小さな苗だったり葉っぱだけだったり。なんとい…

京都の香り

今日は寒い中、京都からお客様がいらして、サロンをご案内しながら香りについてお話をさせていただいた。

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