パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

トリュフの塩 truffle sale al tartufo

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トリュフのお塩があると聞いて買ってみた。
 
白い塩の中には、乾燥したトリュフがぽつぽつと見えるが。。。
蓋を開けると、プンっと香りが鼻をつく。
 
『トリュフはこんな尖った刺激臭じゃないけどな。』
そう言いつつしばらく開け放しておいているうちに、密封された香りがとんで匂いは弱くなったかと思われた。
 
しかし、その後しっかり蓋を閉めて片付けたにも関わらず、アトリエのキッチンに入るたびにトリュフのにおいが漂っている。
 
時によっては、玄関をあけた瞬間にも「あ、いるな」と匂う。


まるで、どんなに封じ込めてもどこからか入り込んでくる細かい胞子のような?
パワーとか拡散性があるというより、細い帯の様に遠くまで流れ、隙間からも滑り込んでくる。
 
少量でもすぐわかる、すごく気になるというか、菌糸類の匂いって存在感あるなあ。
 
オークモスとかも。(オークモスは地衣類だけど、それ的な)
 
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なんでも、木綿豆腐にオリーブオイルとトリュフ塩をかけると、おつなツマミになるというのでやってみた。
 
豆腐自体に匂いがないので、単独では物足りない。
状況によっては少しでも匂うのに、取り合わせによっては十分に堪能できない気がする。
 
やはりオリーブオイルがからむと香りにボディ感がでるようだ。
 
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温泉タマゴにもかけてみた。
両方がバラバラな感じ。
あったかいものの方がいいのかなあ。
 
 
やっぱり生のトリュフをスライスした、あの香りを期待しないほうがいいみたい。
あつあつのジャガイモにバター、たっぷりのトリュフを削りながらかける、それは別物。
 
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普通にサラダにはおいしい。
 
前もってオリーブオイルと少量のトリュフ塩をグリーンリーフにあえてから(手で混ぜ混ぜする)、普通のドレッシングをかけると、隠し味になっていつものサラダがぐっとおいしくなる。
 
エビや卵などプラスしてもいいなあ。
くせになるというか、主役ではないけど、やみつきになる香り。
 
 
 
デートのとき、男性がコートのポケットにトリュフを入れていると、女性がなびきやすいといううわさが本当かどうかは知らない。
 
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