パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

冬の赤い実、ヒヨドリジョウゴ,鵯上戸,Solanum lyratum

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ヒヨドリジョウゴ、ナス科のつる性植物。
 
こんな風に冬枯れの木立を歩いていて、思いがけずかわいい果実を見つけるとうれしくなる。
 
ぱっと目を引くため、赤い実は冬に多いのかな?と思ってしまう。
でもよく考えるとイチゴやさくらんぼ、トマトなど、赤い実は一年を通じてなっているものだ。
 
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夏の終わりには、緑の葉陰にうつむいた白い花が咲く。
 
やっぱり、他に目を引く花などが少ないからだろう。
花の少ない時期であれば、地味な植物にも注目が集まると言うものか。
 
 
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赤く熟れた果実はいかにも美味しそうなのに、ジャガイモの芽のソラニンと同じ有害成分があり食用にならない。
 
鳥も食べない毒の実は、葉も枯れた冬の間ずっと残っている。
では何のために?ヒヨドリジョウゴは何のために赤いのだろう?
 
 
有毒植物の例に漏れず、適切に用いると薬にもなるようだ。
中国の古書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」や日本の古書「本草和名(ほんぞうわみょうに紹介されている。
 
 
 
 
 
リシェス(RICHESSE) NO.10 WINTER 12月28日発売の327ページに、パルファンサトリの新作、オードパルファン「紺白(コンシロ)」紹介記事が掲載されています!
「Richesse Times」Japonismeの欄です。
 

 

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