パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

クチナシの黄色い実 ガーデニア Gardenia jasminoides Ellis

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これはまた立派なクチナシの実、オレンジ色。

クチナシの実からは染料がとれる。
繊維を染めるだけでなく、食品にも使う天然の着色料。

昔々、お正月のきんとんを黄色に染めるのに母が使っていたのをあいまいに記憶している。
私はやったことはないけれども。。。

子供の頃は、食と季節感や歳時記を、キッチン(昔は台所と言ったものだ)で自然と学んだものである。
世の中の「おかあさん」が普通にやってきた教育ってたいしたものだと思う。

日本の心を育んだのは、「おかあさん」でしょう。


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漢方にも使う。日本薬局方にも収録されている生薬である。


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6月に咲く、白い一重のクチナシ(梔子)の花。
小ぶりで清楚だが、立派な実をつける。

花の中心にぐったりと横たわる六本の線は、役目を終えた雄しべ。




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八重は華やかでゆったりと美しい。
ガーデニアと呼んだほうが似合う、洋風な花のイメージだ。

けれど、雄しべは花びらに変化してしまったのだろうか、はたまた園芸品種の故(ゆえ)なのか、結実はしない。


香りを学び初めた頃は、ガーデニアの匂いって、ジャスミンにオブラートの匂いを混ぜたような香りだと覚えた。

いまどきオブラートの匂いなんてわかるかなあ。



「プチトリアノン(Petit Trianon)」

フランス、ヴェルサイユ宮殿離宮、プチトリアノンは情趣あふれる田園風景を愛した王妃マリー・アントワネットがもっとも幸せに時を過ごした場所といわれています。

18世紀のフランス宮廷御用達調香師、ジャン・ルイ・ファージョンが素顔の王妃に捧げた香りをイメージし、また偉大な調香師自身へのオマージュとして、パルファン サトリの"プチトリアノン"が誕生しました。


おそらく彼のアトリエには、たくさんの香料と花々の香りが満ちあふれ、彼の髪や衣服からは、夢見るような香りが漂っていたことでしょう。
極めて優雅な時代に、真実の美を追求した人へのあこがれを、この香りにこめました。やわらかな花々の間に、凛とした横顔が感じられます。

シトラス(柑橘)とヒヤシンスグリーンのフレッシュなトップノートから始まり、ミドルノートにはローズやジャスミンすずらんをはじめとする、当時 の宮廷で好まれたさまざまな花の香りを取りあわせました。白いブーケの清潔な香りは、暖かなサンダルウッドとムスクに変化していきます。

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