パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

体験講座 夏の香水鑑賞会のご報告 PARFUM SATORI 2015

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51日、パルファンサトリ11階アトリエで、「夏の香水鑑賞会&お茶会2015」を開催いたしました。

のたびは、グリーンやグリーンティーなど、夏にふさわしい香りを中心に香りをピックアップ。


まずは香水を芸術へと大きく変えたエポックメイキングな名香として、ジッキーの香りを鑑賞しました。
Jicky / Guerlain 1889 (Oriental Woody) アンティークボトル

セミ・オリエンタルとも言われますが、

トップのラベンダー・ラニウムが、柔らかいフゼア調も感じさせるシェア・フレグランス。

貴重なジッキーのアンティークを観て(嗅いで)、「昔の香水は複雑」「甘いけれども、今の甘さとは違う」などの声もあがりました。

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そしてこちらは、2015日6月1日、明日発売のゲランの「TEA AZZURRA(ティ アズーラ)]。
写真では透明に見えますが、液体はもっとブルーです。

軽いシトラスとグリーンのトップに、ホワイトセダーやドライアンバーで輪郭をつけた、イマドキの透明感のある香り。
今回のグリーンティーのテーマに沿うということもあり、発売日より一日早い、今日の鑑賞となりました。

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グリーンのブームは1947年のヴァンヴェール(バルマン)から始まり、たびたび興りました。
その中のひとつ、ローラアシュレイNo1(1981)も鑑賞。

比較してみると、20年前は強いグリーンだと感じていたものが、いま嗅ぐと思いのほかフローラルで甘かったり、柔らかかったり。

それぞれの個性の違いも見えてきますね。

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さらに、「グリーンティ」をテーマにした香水を発売年順に鑑賞。

Oribe(織部) / Parfum Satori パルファンサトリ 2006 (Green )
日本ならではの、ほろ苦い抹茶の香りです。→織部(おりべ)

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ほかに、エリザベスアーデンのグリーンティーや、ブルガリのオパフメ「テヴェール」なども有名ですが、今回はごく最近に発売したものを取り上げました。

Tea Escape (ティエスケープ)/ Maison Martin Mangiela (メゾンマルタンマンジェラ)2014 秋

爽やかなグリーンの後にミルキーな甘さが残り、まるで抹茶・オ・レのような残香。

L'ile Au The (リルオテ)お茶の島/ Annick Goutal (アニックグタール)2015年5月発売
マンダリンシトラスジャスミン、グリーンティ。嗜好性の高い香りです。

この2点とも、キンモクセイの香調を謳っています。
日本と中国が原産のこの花は、ようやく近年になって海外でも注目される様になりました。

(パルファンサトリでも、キンモクセイの香水「ソネット」を2011年に発売しています☆)


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そして、パルファンサトリならでは、単品香料の鑑賞も。

香水の中にある素材となる香りをみることで、より香水の香調を理解できます。
お茶の特徴、シス-ジャスモン、シス-3-ヘキセノール、トランス-3-ヘキセノール、など
また、近年よく使われるようになったジャスミンサンバックも。



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香水を鑑賞した後は、和菓子と抹茶を頂きながら、香りの話題に花が咲きます。

今回は、京都の「笹屋伊織」の、夏にちなんだきれいな和菓子。
上は青梅です。

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お茶会では、皆さまに同じお菓子をお出しするものですが、気楽なお集まりなので、花菖蒲、ツツジ、牡丹、流水な、色とりどりにそろえてみました。


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甘い物を口にしたあとは、抹茶のほろ苦く爽やかな香気が喉を潤します。
今日は暑い一日でしたので、ことのほかお薄茶がおいしく感じました。


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正式なお茶席ではないので、アトリエのオルガン前にちょっと飾り付けました。

花はアジサイ
隣にあるのは、中次(なかつぎ・お抹茶を入れるためのもの)で蛍籠(ほたるかご)。
中次全体を籠にみたて、蛍が明滅するさまが風流なものです。

ほたるかごは、蛍が誕生する5月終わりから、6月2日頃までのごく短い間しか使えないものだそうです。

季節を感じながら、よい香りを聞いて、おいしいものを頂く、これこそが日本の贅沢ではないでしょうか?

7月生の申込みは6月15日、もうすぐ〆切です。

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