パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

バラの骨格‐2 (調合香料)

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バラの香りを再現するために、単品香料を合せて再構成したものがバラの調合香料です。

 

前回でてきた4本の骨格香料は、家の柱のようなものです。そこに、屋根をつけて、壁や窓を作って、家のかたちが出来るように、さらに数十本でできた基本のローズは、ちょうど家の原型が出来たような段階です。

 ここに、「その家に煙突をつけて、ドマーニをつけて、カーテンはレースで、・・・」と、自分の住みたい家の夢を描くように、この基本のバラに、あらたなイメージに必要だと思われる、もっとたくさんの香料を足していきます。

ベルベットのような暗い赤い色をしているとか、大輪か、秋のバラか、
「朝日をあびて、金色に輝く蕊(しべ)をもつ一重の白いバラ」・・・。

つくりたいバラの香りが、どんどん、浮かんできませんか?

 

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