「ひるがお」とひらがなで書けば、どことなくのどかで鄙(ひな)びた風情が感じられる。
なんだか寝ぼけた感じもする。
朝顔が朝にしぼむのに対して、昼顔はずっと咲いているせいで潔くないと思われるのだろうか。
「昼顔」と漢字で書いてみる。
冬になれば枯れてしまうが、根が残り毎年また咲かせてくれる。
地中で根が絡んでいるので、花言葉は「絆(きずな)」というそうである。
漢字で書くと、その花言葉がふさわしいような気がする。
そんなわけで、文字には、発音だけでなく視覚的な効果があると思う。