パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

クマバチとオドリコソウ,踊り子草,Lamium album

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オドリコソウ(踊り子草)でせっせと蜜を集めるクマバチ。
クマバチはその姿と羽音で怖がられているけれど、とっても温和な蜂だ。
 
雄にいたっては針を持っていないし。
 
もう花が散ってしまったが、藤の花にもたくさんのクマバチが寄っていた。
藤の花は中心の重ねが固く、クマバチのあごの力でこじ開けなければ、蜜を吸うのが難しいという。
 
クマバチをパートナーと決め、固くガードしているかのようだ。
 
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それなのに、藤の花が終われば次の花へと移っていく、クマバチは浮気もの?
 
いえいえ、藤はもう受粉を終えて、役目を終わればハチには用なし。
でもハチは、生きて、食べて行かなければならない。
 
 

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踊り子草はシソ科の植物。
大きいけど、形はいかにも、シソの花。
 
近づいて花の香りを嗅ごうとすれば、その前に葉が擦れて、青じそのような、ペリラの匂いが強くただよう。
 
花の香りも青臭い。
 
 
 
 
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