繊細なガラス細工のようなタンポポのたね。
手荒く摘んで走ろうものなら、風にもみくちゃにされて、すぐに丸坊主になってしまう。
花が咲くころは、お日様をいっぱいに浴びれるよう、葉を地面近くに広げる。
そして種ができるころ、風によくのって遠くまで飛ぶように、茎をすくすくと伸ばす。
そして種ができるころ、風によくのって遠くまで飛ぶように、茎をすくすくと伸ばす。
風に吹かれてふわりふわり。
今日の台風では全部無くなってしまうかしら?
でも吹き荒れる強い風が、もしかしたら海の向こうまで運んでくれるかもしれない。
ちっぽけな、種が、よその国でも花開くかも。